津久井城

甲斐武田と後北条が争った「三増の戦い」で,北条氏照、氏邦の本拠となったことで知られています。


城郭構造:山城  別名:筑井城
公式HP:県立津久井湖城山公園
年代: 鎌倉時代~1590年  主な城主: 筑井氏、内藤氏
所在地:神奈川県相模原市緑区
訪問日:2015年10月
駐車場情報:根小屋駐車場が便利ですが,児童公園併設のため帰りがけ10時には満車でした。晴れた休日にはお早めのお出かけをおすすめします。駐車場は8~19時ですが,7時には開いていました。

遺構満足度:★★★ 体力消耗度:★★★★★(登山です) 
犬連れ快適度:★★(よほどマナーの悪い人が多いのか注意喚起の看板だらけでした。)


パークセンターから城坂橋を渡り,御屋敷広場に向かう道にて。
EOS 5D Mark II + EF50mm f/1.2 L USM

 


城坂の入口(左手の坂)
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


登山開始!!手にしているのは蜘蛛の巣払い(笑)
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


城曲輪へ登る大手道は失われていて,現在はくるま坂(男坂)とまきみち(女坂)という登山道が整備されています。奥の二股がその分岐です。 木のベンチに腰掛けて休んで(あえいで)いると,3秒間隔でどんぐりが落ちる音がします。ガサッときっぱり真下に落ちる実もあれば,さらさらと落ち葉の上を転がっていく音もします。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


小さなどんぐり。
EOS 5D Mark II + Tamron B01(下山後に撮影)

 


太鼓曲輪。標柱以外に撮るものがありません(笑)
EOS 5D Mark II + EF50mm f/1.2 L USM

 


烽火台 狼煙を上げた場所とも鐘撞堂だったとも言われている場所です。坂を下ると,大山から丹沢にかけて南方が一望できる,その名も「みはらし」という平地があります。
小田原城を中心に,韮山城から津久井城,八王子城を経て沼田城や小山城,さらには上総万喜城まで,後北条氏の城が狼煙の光ネットワークで繋がっていたことを想像するとなんだかわくわくしてしまいますね。
EOS 5D Mark II + EF50mm f/1.2 L USM

 


飯縄神社 飯縄曲輪に当時からあったそうです。もちろん,建物はプアなスレート屋根なので,露出アンダーにしてシルエットに沈めてます(笑)
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


宝ヶ池。城の水の手で,現在も枯れずに水を湛えています。
EOS 5D Mark II + EF50mm f/1.2 L USM

 


樹齢900年,築城当時でも400余年の古木で城のシンボルだった大杉ですが,2013年夏の落雷で焼け落ちたそうです。焦げた幹が火災の激しさを物語っています。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


堀切。もともとは引橋と呼ばれる木橋がかかっていて,戦のときは敵を渡らせないように引いたようです。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


本城曲輪に建てられた石碑。何しろ,みんな埋め戻しちゃってるもんで撮るものがありません。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


北東方面,都心のビル群が見通せます。眼下にはダム湖も見下ろせます。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


誰が植えたのか,それとも自生したのか,頂上の曲輪を埋めて咲く野菊に後北条時代を思います。
EOS 5D Mark II + EF50mm f/1.2 L USM

 


美味しいパンのお弁当
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


下りは女坂。腰にも膝にも優しい(笑)
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4 L USM

 


御屋敷跡から丹沢方面を臨みながら下山。
EOS 5D Mark II + EF5mm f/1.2 L USM

7時30分根小屋駐車場発,10時30分着 天気晴朗,前夜,木枯らし1号が吹いた秋の休日。4

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