竹田城

天空の城


城郭構造:梯郭式山城
公式HP:和田山町
年代: 1431年~1600年  主な城主: 太田垣氏 羽柴秀長 赤松広秀
所在地:兵庫県朝来市和田山町竹田古城山
訪問日:2016年3月
駐車場情報:専用無料駐車場

遺構満足度:★★★★★  犬連れ快適度:★★★


北陸道,行き先決まっていない春旅の朝。

霧に浮かぶ天空の城として脚光を浴び,観光客が押し掛ける竹田城を好き好んで訪ねたわけではありません。西へ向かう春旅の途中の偶然です。


ほら,スマホをにらんで,行き先を考えています。


天空の城 竹田城
FEOS 5D Mark II + EF70-200mm f/2.8L USM

着きました。さすが売れっ子観光地。道は舗装され,観光バスが停まれる巨大駐車場も整備されています。ボクたちにとっての問題は城の登山口までシャトルバスとタクシー以外は車両通行止めになっていることです。そしてふつう犬連れ観光客はシャトルバスに乗せてもらえません。


もちろん,ここはアメリカでもフランスでもないのでボクたちに異存はありません。


さあ,登ろう。登頂に挑戦するは,かたや人間なら80才近くになる老犬と,こなた脊椎管狭窄症が悪化し,数日前に受けたブロック注射でようやく歩いている飼い主のコンビです。


てくてく,てくてく。

関ケ原散策中に日が暮れてしまったときも,明日香の山野辺で二上山の反対側に下りてしまったときも,ボクたちは公共交通機関を利用することができません。てくてく,てくてく歩きます。


次々とバスやタクシーが上って行きます。


車の通行の邪魔になっています。ご迷惑をおかけしてすみません。


ミヤマツツジが目に涼しげに咲いて疲れた足腰を癒します。


給水タイム


ようやくシャトルバスの折り返し場所を過ぎ,一般観光客と合流しました。

「まあ,かわいいワンちゃん。がんばって登ってね。」…という反応と,口には出さないまでも,犬連れでこんなとこ来るなよ…という反応と,観光地ではだいたい3対1くらいです。どちらももっともです。


EOS 5D Mark II + EF70-200mm f/2.8L USM

石垣が見えてきました。タイヘンな規模の遺構です。


EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4L USM

石垣の写真を撮っている間に,ドレミがチケット売り場に行きました。

「2枚ください。」
「わんちゃんは入場無料ですよー。」
「いえ,連れがいるのです。」

犬以外に何か連れているのかと,興味津々の観光客が注目する中,

「連れで~す♪」

と,登場して,狙ってもいないウケを取りました。


リーフレットの地図


北千畳で給水
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4L USM
タローはマーキングしないようしつけてあるので,事前に迷惑にならないところで済ませれば途中で用を足すことはありません。どうしてももよおしたときは,目やしぐさで訴えるので繁みの奥などに導きます。


北千畳から三の丸を望んでいます。
EOS 5D Mark II + EF70-200mm f/2.8L USM


二の丸に先回りして,三の丸に待たせた二人を振り返ります。桜にはあと数日早かったようです。
EOS 5D Mark II + EF70-200mm f/2.8L USM


弐の門


二の丸から南二の丸を望む。疲労の色が濃い父子(笑)


本丸から南二の丸,南千畳を俯瞰します。


本丸下
EOS 5D Mark II + EF70-200mm f/2.8L USM

諸説あるようですが,竹田城は但馬の山名氏によって築城されました。応仁の乱以降山名氏が衰えると,毛利,織田の播磨覇権争いに翻弄され,羽柴秀長によって落城しました(竹田城の戦い)。豊臣政権下では秀吉に降った赤松広秀が城主となって現在残る城郭を建設しましたが,関ケ原で西軍に与したために広秀は切腹,城は廃城となりました。


平殿から南二の丸,南千畳を臨んでいます。定番の撮影スポットです。
Xperia Z Ultra


南二の丸跡


南千畳から天守台を振り返っています。
EOS 5D Mark II + EF24mm f/1.4L USM

そろそろ下山しないと暗くなってしまうかもしれません。


疲れて水を欲しがりますが,ばてないように少しずつ与えます。


観光客の姿もぐっと少なくなってきました。


シャトルバス乗り場のヨコを通り過ぎます。不思議そうに注がれる視線はけっこう冷ややかです(笑)


まだまだ日本で大型犬を連れて旅行するのは市民権を得ているとは言えません。ボクたちは人に迷惑をかけないように注意しながら,そんな不自由さも楽しんでいます。でもボクたちのように旅慣れた人ばかりではありません。不慣れな犬連れの観光客を見たら,どうぞ温かい目で見てあげてください。


タローよりも腰痛のボクがブレーキになってずいぶん遅くなってしまいました。それでもドレミは閉店間際のお土産屋さんに走って行きます。


さあ,今度は向かいの山の展望所に登ろうか。


竹田城遠望
EOS 7D + EF300mm f/4 L USM


ドレミが一生懸命苦労して,桜と城を背景にしてタローを撮ろうとした一枚。でもスマホじゃ遠くの城は写らないと思うよ(笑)


雲海に浮かぶ城の撮影地として有名な場所ですが,オフシーズンの夕暮れには人っ子一人いません。


一行,かなり足に来ています。でも,これはまだあとでもう一度登るための下見です。


中腹にぬかっているところがあって,足がドロドロになったのですが,駐車場に「足洗い場」があって助かりました。しかしよく考えてみると,ペット用とは考えにくいので人が足を洗う施設だと思われます。わらじ履きでもあるまいに,どういう状況で足を洗う必要が生じるのか謎です。


足の乾かしがてらボール遊びを始めました。


そうこうするうちに,日もとっぷりと暮れたので,再び中腹まで登ってきました。


実は国道のガソリンスタンドで,桜祭りの期間は夜に城を投光すると聞いて待ってみることにしたのです。ところが山も町灯りも暗いので,コントラストが強すぎて写真になりません。道理でカメラマンが誰も来ないわけです。これはすっかり外しました(笑)銭湯が開いているうちに急いで撤収することにします。


闇に浮かぶ竹田城
EOS 7D + EF300mm f/4 L USM

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