安芸城
長宗我部元親と対立した土佐の豪族安芸氏の居城。
城郭構造:梯郭式平山城
公式HP:安芸市/安芸城跡
年代: 1604年~1874年 主な城主: 安芸国虎 香宗我部親泰
所在地:高知県安芸市土居935
訪問日:2007年4月
駐車場情報:専用駐車場 野良時計そばにも大駐車場あり。
遺構満足度:★★ 犬連れ快適度:★★★★★
土居廓中(どいかちゅう)と呼ばれる武家屋敷の町並みがよく保存されていることで知られています。
ボクたちはなぜかこの町の散歩が気に入っていてこのときが2度目,全部で4回訪ねています。
瓦を積み重ねた練塀。
土用竹の生垣。いざというときに武器の材料になるように生垣には竹やウバメカシが使われていました。
防衛のため迷路のようになっている武家屋敷の町並みを抜け大手門跡に向かいます。
三方を安芸川とその支流に囲まれた南側に水堀を配しています。
大手門にかかる橋…というより道を進みます。
堀を掘ったときの土を盛った土塁が内側を囲っています。
城内の遺構です。
1569年,安芸国虎は中村の一条兼定と呼応して宿敵長宗我部と八流に決戦を挑みました(八流の戦い)が敗北し,逆に長宗我部勢に安芸城を囲まれてしまいます。場内からも敵に内通者が出て遂に降伏を決断します。自分の命と引き換えに家臣・領民の助命を嘆願し,浄貞寺で自決しました。
城内には市の資料館などの建物が建っていますが,あるはずのない天守を模したようなデザインにいつも興ざめしてしまいます。
大手門の桝形は完全にその形を留めています。
野良時計は訪ねるたびに立派になっているように思えます。