長浜城
重須城/後北条発祥の拠点
城郭構造:連郭式山城
公式HP:沼津市
年代: ~1590年 主な城主: 梶原備前守,大川兵庫
所在地:〒410-0225 静岡県沼津市内浦重須
訪問日:2017年3月
駐車場情報:漁港の駐車場
遺構満足度:★ 犬連れ快適度:★★★★
タロー,初めてウサギと会う。
パパ,この子,かわいいね。
タローは小さい子には無条件に優しい。
翌朝,ウサギの飼い主夫妻の案内で漁港にやってきた。この日は春分の日がらみの連休中。伊豆は春を求める観光客でごった返し,道は渋滞しているが,地元の彼らの運転する車はすいすいと抜け道をゆく。
この漁港の急な海岸段丘の上にかつて後北条水軍の拠点長浜城があった。
整備され三つ鱗の旗が美しくはためいている。
ずらりと後北条ファンの車が停まっている…と,言いたいところだが,ほとんどは地元釣り人の車。
山道ではリーダーとなって一行を見守るタロー隊長。
第四曲輪と呼ばれる補助曲輪。
三の曲輪の下には謎の弁天様があった。
第二曲輪
第一曲輪より駿河湾を臨む。絶景なり。
ん?タローがいない。
実は第一曲輪には急な木の階段があって…。
タローは第二曲輪で待たせていた。
もう,こちらをガン見している。
お待たせ,タロー。北側の入り江に下りてみた。
急激に海底が深まり,10数m沖で水深が15mに達する。大きな軍船が横付けできたろう。武田水軍を圧倒した後北条水軍の本拠地に相応しい天然の良港だった。
「ここで泳いじゃダメよ,タロー。」
パパの史跡探訪はおしまい。観光客の誰もいない溜池に連れてきてもらった。
「わーい」
じゃばじゃばー。
ふきふきー。
函南まで戻って夕日を待った。タロー,覚えているかな。駿河湾にバルーンのように沈んでいった美しい夕日を…。