美濃路に入る。ずっと以前から中央道を通るたびに明智の里というのが気になってタローと訪ねる予定だった場所だ。それが2020年の大河ドラマの主人公が光秀に決まったことで脚光を浴び始めた。来年になったらゆかりの地にも大河バブルが来るだろう。できればその前に静かな旅がしたい。
最初の訪問地は伝光秀公生誕地落合砦(恵那市明智町)別名千畳敷砦。
故に今回,美濃の訪問先選びは専門家に丸投げした。Twitterで知り合った地元の歴史愛好家toki右衛門氏である。光秀公研究にもご造詣が深い。教えを乞うと,快く諸説分け隔てなく選んだリストを作ってくださった。
かなり苦しい。そもそもこの明知の地に光秀公がいたという記録はひとつもない。
お牧…光秀公母堂。
石碑に書かれているこの逸話に近いことがもし事実なら本能寺は必然である。
だが波多野攻め人質の話は後の世の創作である可能性が強い。toki右衛門氏のリストにも信憑性は薄いとの注釈があった。
墓には槙の大樹がご神木として立っている。これがお牧という名前の由来になっているのかもしれない。