ボッパルトの広場(ドイツ)

夕食のとき,ボクたちの泊まったホテルのオーナーシェフが,額に縦じわを寄せ,深刻な表情で,テーブルににじり寄りって言うのです.「ご注文の料理ですが,紫キャベツを切らしてしまいました….」…ボクたちはそれを聞いて初めて紫キャベツがつけ合わせたということを知りました.意気投合したシェフは紫キャベツをビーツで代用した料理を作り終えると,ボクたちのテーブルにやって来てビールを飲みはじめました.テラスの横を通りかかった近所のおじさんも招じ入れて盛り上がり,よくわからない宴となりました.   

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