さらば網走、ウケを狙ったチョビ髭もこの朝剃りました。

網走川の河口付近に最近できた道の駅です。向こう岸に見える緑色の屋根は、数年前訪ねたモヨロ貝塚館です。
能取湖の湖畔道路にいた子ギツネ

EF70-200mm f/4L USM
サロマ湖展望台の駐車場にもいました。

EF70-200mm f/4L USM
車の中でタローが自分もキツネと遊びたいと暴れています。

EF70-200mm f/4L USM
でもタローを出してやることはできません。キツネはエキノコックスという寄生虫に感染していることが多いからです。タローは路上や草むらのものを口にすることはないので、フンなどから感染のリスクはないのですが注意は必要です。キツネを追って取っ組み合いになったらタイヘンです。

EF70-200mm f/4L USM
ちなみに犬やキツネ自身はエキノコックスに感染してもほとんど症状は出ないそうです。
網走から一度北に走り、サロマ湖から北見峠に向かうと、情報通り高速道路が峠を東に抜けるところまで開通していた。これで道央道にアクセスできる。それを利用してボクたちは「蕎麦と言ったら幌加内」を目指していた。車泊して、最終日の朝一番に一面の蕎麦の花を撮影し、そのまま一気に函館近くまで南下する予定だったのだ。
日が暮れた高速道路が上川盆地に下ってきたとき、街灯に違和感を覚えた。去年の恐怖体験が甦る。マイマイ蛾の大量発生には周期があり、3年目には幼虫段階で集団自死行動を起こして終息するらしい。春からずっと調べていたので今年の北海道ではマイマイ蛾の心配がないことはわかっていた。
ところがどっこいどっこしょ!!

ぬおー!!数は確かにマイマイ蛾の1/100ほどしかいない。…が!!群がっているのはなんとクスサン(知らない人は画像検索注意)ではないか!!ボクの広げた手のひらほどの大きさである。夜が更けるにつれて数は増し、幌加内の町に着いた頃には↑写真右のありさま。街灯を避けてじぐざぐにしか走れない。コンビニに入ろうにも駐車場の地面がクスサンで埋まっている。
むっりー!!!!
…である。マイマイ蛾ごときとは迫力が違う。八ケ岳あたりなら1羽見ただけでも凍り付くような巨大蛾が群れ飛んでいるのだ。全身冷や汗、運転にも疲れて頭痛がしてきた。
「撤退する!!」
「うん!」
昼間通りかかったらさぞかしきれいであろう一面の蕎麦畑の中をボクたちは南へ撤退した。だが、どこまで逃げてもクスサンはいた。夕暮れには一匹もいなかった旭川の町も夜になって襲撃されていた。美瑛、富良野、砂川、札幌も例外ではないらしい。しかも例によって町の人たちは慣れてしまっている。マイマイ蛾はまだしも、クスサンに慣れちゃうなんて信じられない。そもそもクスサンは亜熱帯のジャングルに棲んでるはずだろう。なんで北海道にいるんだー!!いまさら地球温暖化に文句を言っても始まらない。進退窮まったボクたちは、去年、マイマイ蛾に怯えた旭川の道の駅で今年も震えながら寝た。タローのワントゥは車で灯りのない公園まで行った。
クスサンは幼虫のときは旺盛に木の葉をかじるが、成虫になるともう何も食べない。数日のうちに交尾して産卵すると寿命を終えるそうだ。なぜあんなに狂おしいほど夜中の光に集まって乱舞するのだろう。朝になると生きているものはほとんどいない。みな街灯の下に骸を晒し、あるいは息も絶え絶えに羽をわずかに動かしている。だが、日中訪れるツアー客などがそれを見ることはない。夜明けとともカラスが集まってきて、無抵抗な巨大蛾を捕食する。食いちぎられた羽は風に舞って消える。道路の死骸は車が数十台も通れば、藁くずのようになってしまう。
恐怖の一夜が嘘のように跡形もなくなった頃、予定の狂ったボクたちはとりあえず美瑛をドライブする。夏の終わり、パッチワークの丘に代わって黄金色の田んぼが美しい。

EF70-200mm f/4L USM
「青い池」の入り口。
ボクの気分的にはこのありさまはやはり「むっりー!!」なのですがいかがでしょう。こりゃ、公共工事の方にも何かやましいことがありそうでよすね(笑)

EF70-200mm f/4L USM

EF17-40mm f/4L USM