OUR DAYS2007年2007/3/3

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本日タローはキャスト(去勢手術)のため入院しました。手術するかどうか悩み抜きました。都会で大型犬を飼う限り、避妊手術は避けられないものと思っていました。それでもなお迷ったのはタローの性格が原因です。おっとりおとなしくて、おくてなのか性的な関心も希薄です。散歩でよく会う近所の大型犬の飼い主たちも「タローくんは女の子みたいにおとなしいから去勢の必要はないんじゃない?」というのが一致した見解でした。

そこでボクたちは本やWEBサイトを調べまくっては二人で相談しました。ボクたちの間では昔から「男の仕事」というのがありまして、例えば石油ストーブの灯油を補給したりする外回りの家事、家電や電子機器などの保守、管理などは無条件にボクの分担です。それから話し合ってもどちらとも結論の出ない問題に決断を下すのも「男の仕事」になっています。1才を過ぎ、いよいよもって決断を迫られたボクは手術する方を選びました。最終的には「たとえ精力が希薄でおとなしいオス犬でも、それにかかってくるストレスは大きい。」という説を重く見たからです。

タローは病院が大好きです。小さい頃、ちょっとでも様子がおかしいとやたらに病院に連れていってはやさしくしてもらっているので、いいイメージがあるようです。今朝もしっぽぶんぶん、他のワンちゃんや看護婦さん、ドクターにも愛想をふりまき、診察を終えると、興味津々、喜々として一度も振り向かずに検査室への階段を駆け上って行きました。きっと検査が始まってから

「あれ?シュウとなおみがいないぞ。」

と慌てたことでしょう。

昼過ぎに「血液検査も異常なし。手術も無事成功しました。」と病院から電話が入りました。これから2泊3日の入院です。タローのいない休日、あすは二人で犬連れでは行けない温泉宿にでも行こうという計画も「男の仕事」で決まりました。

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タロー体重30kgジャスト。手術費用は血液検査、入院込みで6万円。


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そしてタローのいない朝


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