野菜とエビ、イカの天ぷら少々、蕪の甘酢漬け、ほうれん草の味噌汁に鯵の干物、酒は宮崎産の芋焼酎お湯割り。これがワールドカップ3次予選オマーン戦の我が家の布陣。欧州組が合流して豪華な岡田ジャパンに比べるといささか質素だ。久しぶりにリアルタイムでテレビ観戦。ワクワク。
試合は圧倒的にボールを支配する日本が、後半まもなく、左サイドからのボールを受けた俊輔の右足3点目で試合を決めた。その頃、僅かなお湯割で気炎を上げる我が家のお茶の間応援席も仕上げに入った。
「お前、何してる？」
「何って、シメよ、シメ。」
「そりゃあ、わかるが何故、パンを出してる。」
「だって、さっき焼き立て買ってきたから、がまんできないんだもん。」
天ぷら、干物、焼酎のあとにパン？あ、待て、ひえー！！スキッピーはやめて、お願い。見てるだけでムネが悪くなりそうだよぉ。
「パンパパーン、朝もパーン♪」
「とほほほ、パンパパーン、夜もパーン♪」
…って、おわー！！ジャムもー！！…んが！
「いつもパーン♪」
外は雨、タローはハウス、楽しき晩餐。