OUR DAYS2008年2008/11/23

毎年暮れに、母が知人を招いて門松作りの講習をする。最近は規模が大きくなって、休みの日に教室を使って大勢が集まる。今、原村ではその材料となる竹や藁の準備におおわらわである。ちょうど、日曜日が空いていたので、今年は藁梳きでも手伝おうかと出掛けた。

菊池華田や農業試験場から頂いた藁を庭に広げて、一束ずつ梳いていく。幅50cmほどもある大きな鋤をさかさまにしたような道具に通して袴を落とし、根元を切りそろえていく。いやはやタイヘンな作業だ。
「おふくろ、これ、毎年ひとりでやってたのか。」
「そうよ。」

レタスのおじさんの竹林からもらってきた竹は、父が寸法を測って切り落とし、グラインダーで磨いてゆく。今年は何人の人が集まってくれるかしら。

八ヶ岳は晩秋の装い。

タローは一日中、庭を走り回っていた。いつもそばにいるように見えるが、森の中を探検したり、ご近所にいってスリッパをくわえてきたりもしている。

梳いたあとの藁屑は裁断して、庭の畑に撒く。一日手伝っても1/3くらいしか終わらなかった。

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