OUR DAYS2008年2008/12/5

ボクが最も信頼するドライバーは言わずと知れたボク自身だ(笑)。若い頃に比べるとカミソリのようだった反射神経は衰えたが、代わりに寛容の心が育まれ、交通の流れを乱さぬこと、川面をゆくもみじ一葉の如し(爆)。

しかしてこの自信過剰迷ドライバーも、免許更新のときは、相も変わらず違反者区分で長い講習を受ける。去年、なんとレンタカーのバスを運転しているときに、スピード違反で御用となったからだ。法定講習に異存はないが、すでに行政処分を受け、罰金も払っているのだから、この区分差別は不当だと思う。

ところで、交通安全講習と言えばビデオである。違反講習などとは縁遠い優良ドライバーのみなさまはご存知ないと思いますが、あのビデオ、違反が重いほど内容が過激になるのです。恥ずかしながら、スピード違反常習者だった頃、最も厳しい講習で見たビデオの悲惨さは、むくつけきトラッカー受講者が声を上げて泣き崩れるほどだった。当然、ビデオの構成や演出もハイレベル化している。


講習室のスクリーンに、砕ける波から東映の三角ロゴが現れたのには驚いた。おまけに、ひき逃げ犯人がやけに二枚目だと思ったら、あれま、水戸黄門の助さんではありませんか。そしておもむろに登場した主人公は!…やっぱりご老公です。いやあ、お金かけてますねえ、交通安全協会。

ビデオを見て反省を新たにし、心を入れ替えて臨んだはずの適性検査の判定は、やっぱり「あなたは自信過剰運転なので注意してください。」だった。

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