なおみは決して料理がきらいではありません。ただ、夫が料理の天才だったために、ごちそうをしたり、お客さまを招いたりするときは、アシスタントに甘んじているだけです。
年内最後の休日だった今日、なおみがクリスマスディナーのホームパーティを主催しました。お客さんはしらべ荘から戻った父と母、なおみのお母さん、それに門松教室の準備をしてくれたゴイックさんです。
ダイニングキッチンが風船で飾り付けられました。なおみは1ヶ月も前からこの日の料理を楽しみにしていたのです。
あんちょこは10代のときから愛用している料理百科。張り切っています。
助手に回っているボクとしては、こっそりクラムチャウダーの味を直したり、ミートローフのソースにバルサミコ酢や赤ワインを加えてレシピを補ったりと、さりげない天才サポート。
ケーキはもちろんフロムオーブンです。
あー、お腹一杯。
パーティの前にタローのシャンプーも終わってます。これで、あとは大晦日まで馬車馬のように働くのみ。