OUR DAYS 2009年2009-11-20

本日,東京の最高気温は9℃。11月に10℃を下回ったのは17ぶりとのことで,氷雨模様の一日は,まだ寒さに慣れていない体を硬直させた。

昼前,肩こりが耐え難いとなおみが辛そうに言う。

「何かビタミンが不足してるのかなあ。」
「出勤前にマッサージ行ってきたらどうだ?」
「でもマッサージくらいじゃ治りそうにないの。」

医者か?まてまて,そう言えばボクも頭痛がするほど肩が張っている。これはもしかしたら…。

「ここんところの急な寒さのために,体が縮こまって血流が悪くなっているのかも知れないぞ。」

試しに肩をぐるぐると20回ほど回してみると心なしか楽になった気がする。

「よーし,今夜,30分お風呂に浸かるぞ。それで治る!!」

と,いうわけで,サロンパスで何とか仕事を切り抜けて帰宅。現在,ぬるま湯に浸かって15分経過中である。ふだん烏の行水のボクたちには画期的な試みと言ってよい。狭い浴槽に互い違いになって浸かり,なおみは文庫本を読んでいる。ボクは老眼鏡を持ち込むのも何なのでウォータープルーフの携帯に実況を綴っているところだ。

いつも脱衣場で待っているタローも今日は勝手が違うと悟ったのか,先ほど「むぐぐ」と言いながら立ち上がりハウスに帰っていった。なおみがのぼせて何度も縁に腰掛けてはまた浸かる。最初はぬるいと思ったが,長時間入浴には温度が高すぎたのかもしれない。もはやサウナ状態になってきた。

「シュウ,あたしもうムリ,上がる。」
「ダメだ!辛抱しろ。」

こういうくだらないことには,なぜか意地を張るA型のボクである。

あと5分…。果たしてこの苦行の温浴効果や如何に。

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