OUR DAYS2010年2010/4/12

なおみが寝込んでいる日曜日。

水も喉を通らないのでサプリメント水を買ってきてくれろと、怪獣みたいなしわがれ声で言う。 そのくせ、洗濯機が止まったとか、あした出す古新聞をしばるとかつまらない用で起きてくる。 ボクは一日退屈なので、やたらとタロ散に出る。


午後、もうタローもうんざりという風でいやいや3、4回目の散歩についてくる。

気温が上がって、遊歩道はシートに寝ころんだり、バーベキューをしたりと、お花見する人々で賑わっている。 そのシートごとにシッポを振っては「もうつかれて歩きたくないよー」的に甘えてみせるものだから、すぐに同情を買ってみんなに囲まれるタロー。

焼き肉をもらったり、なでなでしてもらったりして調子いいぞ。

夕方、なおみが夕飯に鳥と白菜の鍋を食べたいと言い出して一安心。 たとえ鳥鍋でも、味付けに全力を傾ける天才クッカーシュウであった。

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