ウチから富士見町に行く途中の景色でして、しょっちゅう通る場所なのです。先だっても病院に行くために通りがかったところ、なおみが畝の中に雉を発見しました。
あいにく望遠は70-200mmしか持っていなかったので、これが精一杯。近づこうとすると、その分だけ「たったかた」と走って逃げます。また近づくと、またその分だけ「たったかたったか」そして、ときどきこうして「ふふん」みたいな顔で振り返るもんだから悔しいったらありゃしない。
もう油断させといて突然ダッシュですよ。5D2に白レンズ付けたまま、でこぼこの畦道を突貫ですよ。ふつうなら飛び立ちますますよね。その瞬間をTvモード1/500でいただき！という狙いですわ。ところがこやつ、ボクの足色を見てセーフティと判断したんでしょうね。ちょっと足早に畝の間をまっすぐ涼しげに走っていくわけでして。おまえはダチョウか！！ボクはと言えば、20m行かないうちにヤツの予想通り、よろけてけつまずいて転びそうになりました。カメラかばって危うく顔面ダイブですよ。
「ちっきしょー！今度はサンヨン持ってくるからな！！覚えとけよー！！」
捨てゼリフを残してすごすご車に戻ると、妻は撮影をけしかけたことなんかとっくに忘れて居眠りしてるし…。