授業が終わって、雑談になっている高校部の子たちの話し声が事務室に筒抜けだ。
「ねえ、なおみ先生ってさ、まじ、めっちゃアノ人に似てね?」
「ああ…あれっ?」
書類を片付けていたなおみがフリーズした(笑)ボクも思わずキーボードを叩くのを止めて耳をそばだてた。
「ほら、あの、冬のソナタのさ、」
「…チェ・ジウ!」
「そうそう、まじ、ヤバくね?」
ふうー。なおみがほっと胸をなでおろす。まだマインドコントロールの解けていない教え子たちの間では、チェ・ジウでいけてるみたいだ(大笑い)
「なおみ先生、聞きました!?」
スーパーK太が事務室まで飛んで来てご注進。照れ照れのなおみ。
いくら子飼いの子たちとはいえ、高校生の男の子たちに「チェ・ジウ」に似ていると言われれば嬉しかろう。その日からなおみのウォーキングが復活したことは言うまでもない。入浴前のストレッチも倍になった(爆)