OUR DAYS2011年2011/2/3

もとを辿ると荒川散歩

北海道に住む友だちが車で通勤する道路脇の木には、冬になるとふつうにオジロワシがとまっている。エゾリスもオオワシも姿を見せるし、寒い朝にはポプラ並木が樹氷に覆われる。海岸には今年も流氷が押し寄せた。

ボクの通勤路にもドバトやカラスならいる。冬になるとヘドロも固くなるのか、岸に押し寄せてこないので、川に近づいても鼻で息ができる。

なんともトホホな彼我の差である。トホホなだけならまだいいが、ブログに上げる写真の質が引き離されてゆく一方なのはシャクだ。特に羨ましいのが望遠レンズをあれこれ工夫して鳥撮りに挑む様子だった。ついに我慢できなくなり、なおみとタローを車に待たせて、外堀のカモメを追ったのが先日の「海の記憶」である。が、大手町の歩道で白レンズを振り回し、信号機にとまっているカモメを狙うという行為はほとんど「羞恥心」との戦いであることがわかった。

そこで本題「荒川」である。

出勤前のタロ散をいつもの川より一本東の荒川沿いにしてみた。ぎりぎり歩いて職場に行ける距離だ。川幅は広く、ほとんど東京湾の一部なので野鳥も多い。

むふふ。どれどれ。

このヘン、ホントに鳥を撮りたいわけではなく、その雰囲気が好きなだけなので、こうして300mmを構えれば、気分はもう釧路湿原である。

あ!待て!タロー、先に行くなー!!

あーあ、入り江にサギがいたのに逃げちゃったよ。

これが先週のことである。このとき欲張って300mmの他に90mmマクロと70-200mmを入れたカメラバッグも担いでいたのが今にして思えば腰へのダメージになった。腰痛のもとを辿るとここだった。職場までたどり着いたときには肩で息をしていたのだ。ぎっくりから2日目、何もしなくてもしくしく痛むのが辛い。

NEXT