OUR DAYS2011年2011/3/12

築30年の自宅が心配だったので、家に帰ろうと思ったのが第一の失敗。

午後8時半、職場発。VICSの渋滞情報ですけど、車が全く動いていないと渋滞表示もされないのです。だから、すいてると予想した道路が実は完全麻痺している道路でした。そうとも知らず、すいている道もあると思ってでかけたのですが、都心にむかうときはすいすい、その後がたいへんでした。あんなすさまじい渋滞は初めてです。いくら待っても1mも進みません。ふだん人通りのない道路を歩いて家路につく人が行列しています。東京中心部はパニックです。

いくら裏道を知っていても、幹線道路があそこまで麻痺すると使えるものではありません。首相官邸前でかれこれ30分も動けずにいたとき、国会の職員らしき人たちが地下鉄千代田線の入り口に降りて行くのがみえました。

「千代田線が動いてるなら、代々木上原まで行けるぞ。お前だけでも先に帰れ。」
「わかった。お風呂沸かしとくね。」

なおみは見かけによらず決断力があります。即、飛び出して地下鉄の階段に消えていきました。これが二つ目の失敗。それっきり、なおみと連絡が取れなくなります。

教訓:災害時には決して二手に分かれてはいけません!!

↑なおみ撮影。

開通した地下鉄には人々が殺到していて、なおみは乗り換えを余儀なくされ、電車を待つ長蛇の列に並んだそうです。それでも何とか2時過ぎに帰宅。

ボクとタローが家にたどり着いたのは3時半。実に7時間かかっていました。

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