OUR DAYS2011年2011/7/11

夏とすた丼にご用心 

梅雨明け宣言された翌日の日曜日

東京の日差しはマックス!!もはや空気が肌に痛い。だがボクたちにはどうしても出かけなくてはならない用があった。タローは家に置いていく。

恩師新井先生の個展である。去年まで20年余り、銀座の画廊で開催されていた。

今年は国分寺駅前の画廊から招待状が届いた。

シャッター街となってしまっている商店街の中程にその小さな画廊はあった。

先生は変わらずお元気だったが、作品の数や大きさは去年までと比べようもない。

その中に昨秋、ボクたちがお連れした飯能の風景画があった。

おそらく先生にはもう去年の秋の写生旅行の記憶はない。ボクたちは駅ビルで買ってきた小さな花束を渡し、世話役の方がいれて下さったお茶を頂きながら、なるだけ陽気に雑談をした。

画廊を辞したボクたちは、炎天下の街を散策した。国分寺はボクとなおみが通った大学の最寄り駅なのである。無数の思い出が転がっている。

それから久しぶりに「すた丼」を食べた。すた丼と言うのは30年前の当時、学生たちに人気だった超大盛り、超ニンニクの豚肉どんぶりのことである。最近はブームになって都心にもたくさんのチェーン店ができているが、やはりここに来なければ懐かしさは感じられない。大学に入学したばかりのなおみを初めて連れてきたときはミニ丼が食べきれなくて涙ぐんでいた。ミニと言っても普通の牛丼などより量が多いのだ。ボクは思いきって普通盛りを注文し、根性で完食した。

まだ普通盛りを食べられたことに気を良くし、「すた丼パワーだ!」とか調子に乗ったボクは、さらに新宿でショッピングに付き合った。帰宅して、二人ともばったりとベッドに倒れ込み、昏々と夕方まで眠った。熱中症寸前だったかもしれない。

なお、このブログを見てすた丼を食べてみたいと思った人には休前日に行かれることをおすすめする。食後、24時間は、食べていない人と会話することはとてもできないからご用心。また、エレベーターの中など狭い空間では息を止めていないと回りに迷惑がかかる。

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