土砂降りの土曜日
アイバロに新しいパーカーを 買いに行きました。それに先週、仕事の合間を縫って ハンズで買い求めた赤い蝶ネクタイ。これが精一杯の正装です。
なおみママも母からお下がりのスーツでおめかししてます。 タローに与えていたのはこれ。
ホントに食べることはできません。…形だけ。
もう、おわかりですね。 タローは満5才、今年七五三なのです。
車でお参りに出かけます。
市ヶ谷見附の近く、 外堀を見下ろす石段を登ってゆきます。空は秋晴れ、境内の木々は美しく紅葉しています。
「タロー、ほら、ここよ。 お参りしましょうね。」
タローは初めての場所に興奮気味です。ここは市ヶ谷亀岡八幡宮。
太田道灌が1479年、江戸城築城の際に西方の守護神として鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀ったのが始まりです。 ボクたちがこの神社のことを知ったのは、去年放映されたNHKのブラタモリという番組で紹介されたからです。
そう、この由緒正しい神社では、ペットのために祈祷してくださるのです。 中でも七五三にはずいぶんと遠方からも申し込みがあるそうです。
優しそうな神主さん。
番組放映後の反響は大変なものだったそうです。
ボクたちも早くに予約しましたが、休日はもういっぱいでした。
今日は一週間遅れの平日にもかかわらず、ボクたちが4組目です。
興奮が止まらなかったタローも、ご祈祷が始まると、荘厳な雰囲気に気圧されて座ったままおとなしくなりました。
お祓いを受け、玉串を奉奠します。
最後に
「神様からタローくんに祝福を賜ります。」
と、神主さんが言われて、タローの前に立ち、四角い紙片を撒かれました。
じっと畏まっていたタローはご褒美だと思ったらしく、それをぱくぱくとつかまえますが、
食べ物ではないとわかってがっかり。
ボクたちはその様子に笑いをこらえながら目を細めます(大ばか)。
祈祷が終わって拝殿から出ると、神主さんが「三人の写真を撮りましょう。」とおっしゃってくださいました。
神主さんが5D MarkII+EF28-70mm f/2.8L USMで撮ってくださった大ばか親子の記念写真です(笑)
玉串料を納め、ご祈祷していただいた絵馬を奉納してお参りは終わりました。
タローもようやく緊張から開放されて元気に尻尾を振り始めました。
何とすがすがしく楽しい午後だったことでしょう。
初詣もここに来よう。 …と、いきなり、信心深くなったボクたち夫婦。後ろ指さされるのも覚悟ですが、 ボクたちの気持ちはきわめて純粋、 タローに元気で長生きして欲しい一心です。
いただいた御札と御神酒です。