原村のひとつ北の筋にある横谷峡の入り口です。
麦草峠の手前から下りてゆく深い谷です。
きょうは紅葉真っ盛りの渓谷を下りていきます。
なおみはぴょんぴょんと先を行きますが、レンズ3本に三脚まで担いでるボクはなかなか進みません。
…と、そのとき!!なおみの悲鳴が聞こえ、先行するタローが大きな黒い影を追いかけるのが見えました!!
クマか!!!
…なーんだ、シシガミくんかぁ。驚いた。こりゃまた、ずいぶん丸々と太ってるじゃないか。
そうです。雪が振る前に、いっぱい木の実や草を食べるので、この時期はでぶちんです。ちょっと親近感。
ふだんは自分が天然記念物だということがよくわかっていて逃げようとしません。まさか天然記念物に「遊ぼうよ」と駆け寄ってくる動物がいるとは夢にも思わなかったでしょう。
悪い悪い。でもまあ、あんまり油断すんなよ。クマにやられちゃうぞ。