OUR DAYS2014年2014/9/11

夕方,職場はめまいのするような忙しさ。

それをなおみに任せて,わずかな休み時間にタローを車に乗せ,首都高の高架下まで急ぐ。100mm/h 超の雨は「篠突く」より「バケツをひっくり返す」より激しいが,もう最近はすっかり慣れた。ただタロ散だけが困る。雨ではなく,地面にたまる水が困るのだ。こんな中を10mほども歩かせたら,泥水を吸ったモップ状態である。

首都高の高架下は,同じように困った飼い主たちの車でごった返している。少し離れたところに停めて急いで雨の当たらないところに走るしかない。傘を置いて雨の中に飛び出し,後部座席のドアを開ける。

「タロー,急いで!」

「断る」

「え?」

「やだよ,こんな雨の中降りるのは。今,そんなにしたくないし。」

「ま,待て,今しないと,次は3時間後まで来られないぞ。」

「いいよ,がまんする。」

「冷静に考えろ,ちょっと濡れればいいだけだぞ。あとでしたくなったら困るぞ。わぁー!!」

やり取りの間に背中は100mmの雨の直撃を受けてずぶ濡れである。

はーっくしょぃ!!!

だ,だめだ。時間がない。

「ホントにいいんだな!あとで困っても知らないぞ!!」

「ふんっ」

あ”-!!もうダメ。傘差してればよかった。タローは結局,教室に戻っても車から降りず,ぐーぐー寝て過ごしたので,夕飯を食べさせてからのワントゥで済んだ。はーっくしょ!!ヤバいのは雨に濡れてそのままドライエアコンの中で仕事したボクの方だよ。

ちなみに100mmの雨,短時間でぴたりとやむ。やんだと思うとまた降る。タイミングがちょっと悪いとひどい目に遭う。

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