OUR DAYS2015年2015/1/2

言ったのである。

「確実に富士を頂まで見たければ、暗いうちにでかけて谷風が立つ前に着かなければならない。起きられる?」

ところが返事は…

「オウケイ♪スエンキュ♪」

まじっすか(;^_^A真冬の暗いうちですよ。

かくして料理バトルでくたくたになった翌正月2日,今度は5時に家を出て富士に行くはめに!!


足柄SA なおみ,ウイノーナ,義母,伯母のファミリー



露天風呂から富士山が眺められる日帰り温泉に一行を送る。

ボクは男一人だから,タローと湖で遊びながら待つことにした。


朝早くてタローのエサを持ってくるの忘れた。

コンビニでチーズとサラミとクロワッサンを購入。
タローはママに似て,パンが大好き。

でも,さっき何やら楽しそうなところで,みんなに置いていかれて不満なのだ。


ぱくぱくぱく。

タロー,うまそうだな。クロワッサン一個,オレにもくれよ。


やだよ,ぱくっ!!ごちそうさまー。

はい,水飲んで!!タロー。

ぷい!



をい!!コンビニでわざわざ買った水だぞ!!



んで,山中湖。水辺で遊んで,タローもすっかりごきげん。


白鳥がいっぱいやってきた。

「おうおうおうおう!そこのでかいの!!」



「ボク?ボクは東京から来たタローだよ♪いっしょに遊ぼうよ。」

「ぐわぁー!!!」



「うっへー」

「ばっきゃーろー!お前みたいな恐ろしいやつと遊べるわけないだろ!!」



「ぐわぁー!!!」



「ひゃー!!ぱぱー,何だか白鳥が怒ってるよ。どうしたんだろ。」



「コワい顔して遊んでくれないって。」

タロー…ま,知らないのはムリないけど,お前のご先祖は水鳥を捕える猟犬だったんだぞ。

再び空が晴れてきたので,温泉から出た一行も同じ湖岸に連れて来た。さあ,世界遺産の山をタンノーしてくれたまえ。あとは午前中,一気に東京に戻るぞ。


ところが,伯母が御殿場に住んでいる知り合いを思い出したので,急遽インターの側で会うことに…。そしたら,伯母が「懐かしい…」と絶句しながらぽろぽろ泣くのである。


結局,知り合いの家まで行って,お茶をごちそうになる。渋滞は始まる。高速で事故は起きている。

仕方ない…Because there are tears in her eyes.


…ボクの英語を直しながらも,その意味のわかるウイノーナがしきりに謝っていた(笑) 顔には全く日本人っぽさがないが,その細やかな気遣いは明らかに日本人の気質だ。

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