タローの呼び名はたくさんある。
最初にできたあだ名は「タタロー」である。ゲゲゲの鬼太郎の目玉オヤジが鬼太郎を呼ぶときの口調を真似て「タタロー!」とやる。実質4音節となり,替え歌などにもよくはまる。(となりのトトロの「歩こう」の節で)タっタっロータっタっロー♪タタロぉータタロー♪
同じ四音節でも,語尾か「ー」ではなく,ちょっとロシア系の名前を意識して「タタロワ」とも呼ぶ。これまた色んな歌にジャストフィットして楽しい。他にも「どうしタロー」(元気がないときの呼びかけ),「やっタロー」(ボール遊びするか)などいろいろある。
こうなると,さらに多音節を求めてしまうのは自然な流れだろう。
「タタロワンダフォー」
今は専らこれである。ロシア系タタロワとワンダフルを合体させた。
これら,どの名前で呼ばれてもタローはすっ飛んでくる。我が子ならでは,さもありなんと満足していたら,先日「マロン!」と,呼んでもやってきた。どうやら,ことばの意味どころか子音の違いもあまり区別しようという意思が感じられない。
「タロー!」と「マローン」は確かに似ている。マロンを区別して呼ぶときは「マーローン」と,イントネーションを変えてやらねばならない。
以上,レトバカのたわ言である。タタロワンダフォーは今も足許で寝そべっている。