OUR DAYS2016年2016/1/24

日曜補習を終えて,錦糸町行きのバスに飛び乗る。

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今夜は大とみさき,はるかと食事会。三人は今年就職して社会に出る卒業生たちだ。ユウ,ちゃらT,マナ…他にも何人か就職後もコンタクトのある子たちがいて,ボクたちの人生の宝物である。大は実の甥っ子だが,ボクたちにはやっぱり卒業生としての宝物になった。大にとってもボクたちは伯父伯母でなく,いつまでもシュウ先生,なおみ先生だろう。それもまたいいと思っている。

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 みさきとはるかは,もう在籍中から特別な子たちだった。いつか彼女たちが逆境にあるときに少しでも力になれる存在であり続けたい。ボクたちは誰かと楽しみを共にするのはどうも苦手だが,苦しみを分かち合うのは得意種目だ。彼女たちがボクたちにくれた幸せの分だけ,いつか返しておかないと居心地が悪い。

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もちろん,宝物たちにも義務はある。

「もう10年もすると,オレは八ヶ岳で絵描きだけが楽しみの貧乏ジジイになっている。なおみも全く社交性がないからずっと二人きりの寂しい老後だろう。諸君は,年に一度くらい忘れずに慰問に来るように。」

ことあるごとに宝物たちにそう言っている。半ば「マジ」である。

「その際,BBQ用の肉などは持参すべし。国民年金生活なので,キミたちをもてなす余裕がない。」


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