OUR DAYS2016年2016/3/28

半年ほど前から,金属的な物音に過敏になって,びくっとする。自分でクッキーを噛んだ音でもびくっとする。

びくっとするんですけどぉ。

…と,診察を受けには行きづらくて,春の注射のときにでも聞いて見ようと様子見したのが良くなかった。右耳の鼓膜近くが炎症を起こしていたらしい。

原因はマラセチア。耳や体表のあるカビ(真菌)の一種だが,ゴールデンのように垂れ耳の犬はよく耳の中で繁殖爆発して炎症を起こす。予防のためになおみが一週間に一回は耳を消毒していたので油断していた。中耳の奥だと素人では発見が難しい。先週から外耳にも炎症が広がり,消毒のときに傷つけて出血したため,ようやく異常に気付いた。春期講習中だったが,二手に分かれ,ボクが病院に連れて行った。

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かかりつけの医院がびっくりするほど模様替えしていて驚いた。診察室のドアがガラス張りになっている。動物の不安を軽減する目的だろうがタローには逆効果である。いつもと同じように,ドアの方にドアの方に向かってじっと立ち,黙って「出たい」とアピールするのだが,外の様子がわかるだけに,戸に向かう姿勢に確信がみなぎる(笑)

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奥で治療を受け,出てきたタロー。まっすぐに出入り口に向かって歩いていく。よっぽど治療が怖かったと見える。耳の奥の垢を除去し,耳毛も刈ったそうだ。マラセチアをたたく薬を処方された。待合室に居合わせた初老の夫婦の奥さんがタローを抱いてぽろぽろ泣き出した。聞けば,アフガンハウンドを10月に亡くしたと言う。しばらくすると二人だけで診察室に呼ばれていった。たぶん,ペットロスのカウンセリングだろう。

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なおみが耳に薬を入れたところ。そのまま固まって,不快感をアピールしている。

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