当てもなく本州の西端で朝を迎えた。
タローに朝ごはんを食べさせるのに適当な場所がなかったので,ナビを頼りに来た無人駅がいい雰囲気。
ママ,この子お腹すいてるみたいだから少しボクの餌を分けてやってよ。
こっといと読む。映画のロケにも使われたらしい。
到着した列車から降りたたった一人の乗客が駅前のバス停にやってきた路線バスに乗り換えた。
その行き先に興味が沸いた。
最近,橋が架かった島らしい。
角島(つのしま)大橋。
ん?ビジュアル的には黄色い旗と道路のコーンが邪魔なのだが…
ありゃりゃりゃ,早くも補修工事中。
地物のウニやイカを食べさせる食堂が有名らしい。
それいけ。
その前に海でタローサービス。
対馬海流の真っ只中で泳ごう。
誰もいない海。
タロー,どこまで泳ぐんだ?
そっちは韓国だよ。
道の駅の売店で買ったサザエ。
タローのためにバッテリー駆動のシャワー完備。
乾くまでのんびりしよう。
地物の食堂というのに行って,「時価」となっているウニ丼の値段を聞くと
「7000円」
とこともなげに言われたので逃げ出した(笑)
そう言えばおんぼろの食堂に停まっているのは高級車ばかり。
ボクらには道の駅のレストランが分相応である。
海でよく遊んでタローはすっかりおねむ。
東に向かう。
日本海沿いを走る山陰本線がいい感じ。
地図を頼りに線路が海辺を走る場所を探していくと素晴らしいロケーションに出会った。
自分だけのスーパー撮影地を見つけたと思ってハイテンションになっているが,おきまりのパターンである。
隣接する道の駅に「撮影ポイント」の大看板あり。テーブルには時刻表まで…。
浜田から浜田道で中国道へアクセス。
ひたすら東京へ向かう。
到着午前6時30分。