OUR DAYS2017年2017/6/9

タローの病院。口のデキモノがつぶれて出血したので、予約の電話を入れたがついこないだの担当医がもう在籍していない。去年耳の手術したドクターもいない。タローは年を取ってきたのでいつも状態を知ってる担当医が必要だと思い、予約をキャンセルして試しに最近近所にできた小さな病院に行かせることにした。

ボクの方は脚の痛みと痺れがあまり酷いので、このまま我慢していていいのか不安になってきた。昨日病院に電話すると、学部長の診察はとても急には受けられないが、緊急を要するのですぐにでも他のドクターに見てもらった方がいいと言われたのだ。

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診察室に呼ばれた。若くて感じのいいいかにも外来専門のドクターに事情を話す。レントゲンとCTを撮って来るように言われた。懐かしい検査室を回って戻ると、果たして手術の経過は良好、ボルトも金属もレントゲンから見られる範囲ではトラブルがないそうだ。診察台で足を取り丁寧に痺れを記録している。まあボクも手術のトラブルからくる痺れでないことは薄々予想していたので、月末には学部長の診察があること,とりあえずそれまで鎮痛剤を延期して処方してほしいこと,応急に痛みに対処する手立てが欲しいことなどを伝えた。

主治医が学部長と知ってがらりとドクターの様子が変わった。

「あれー!?今日は薬だけ出しとけばよかったですかね。検査とか余計だったかな…」

いえいえ助かりました。これで安心して診察までは痛いの我慢しますから。

…聞いちゃいない。で,

「(看護婦さんに)教授は明日外来に出ないんですか?あ,そう。月曜日。はい,イマムラさん,月曜日来られますか?あ,大丈夫。じゃ,診察の予約入れますから…あれ?ぎゅうぎゅうだよ。えい,ここに入れちゃえ。ぽちっ。」

あの,で,鎮痛剤は…

「あ,教授に聞いてください。それからあしたMRI撮ってその結果を月曜に持ってきてください。」

ありゃりゃ。完全に触らぬ神に祟りなし状態。ボクとしては手術のトラブルがないことがわかり,これで鎮痛剤を追加してもらえれば用は足りて様子を見るつもりだったのだが…(;^_^Aま,いいか。忙しいのに迷惑かけるけど,ボクはあの学部長と話すの好きだし。

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ちょうどその頃,タローは新しい病院で新しい女医さんの診察を受けていた。歯茎の腫れものが腫瘍なのか歯肉炎なのかもう潰れてしまってわからないので後日,ワクチン注射といっしょに再検査になった。

「わたしが診たいので,予約のときに指名してください。」

こういう医者がタローには必要だと思う。当のタローは診察のプレッシャーと緊張に耐えられず,ぴーぴーになり昼ごはん抜きになってしまった。

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なおみはタローに薬を飲ませた後は歯医者さんだった。よく登場するいつもの歯医者さんだ。先週,年に一度の歯の健康診断で毎日きちんと歯間ブラシまでしているなおみに虫歯が見つかった。歯磨きもサボりがちなボクの方は歯垢がたまってると衛生士の女の子に叱られただけでセーフ。

三者三様の病院デー。

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