「旅の宿」は岡本おさみさんの作詞。
こんな歌が若者に大ヒットしていたのは思えばいい時代だった。
湯小屋などはすっかりリニューアルされてホテルのようだ。
夕方,夜2回,朝2回。
なおみがタローの世話をしに車まで行った。
ボクは行かない。
バイキングの朝食はおいしかった。ちょっと前なら目で食べていたものが,今や小さなお茶碗に一杯半(笑)
千年の秘湯とか。
前日の湯の浜温泉が効いたように感じるので,マメに湯小屋に通い腰湯した。
出発。
奥入瀬の紅葉にはまだ10日は早いようだ。
ブナの森は緑が濃い。
だが大型犬を連れた旅人にはオンシーズンの観光地は厳しい。
オフの時期を狙ってくる。景色よりタロー。
投げてよ投げてよ…と相変わらず威勢はいいのだが…。
水にはそろりと入る。
早瀬に乗った棒はあっさりと見送る。
オクトリカブト
ブラタモリで見たばかり。岩を覆うコケを温床に木が巨石に生えている。
静寂
スローシャッターは減光フィルターを装着して切っている。
紅葉シーズンならさぞ美しかろう。
24ミリの広角レンズを装着した5D3を担ぎ,腰にはタローを撮るためのミラーレスを持っている。
銚子大滝
観光バスが着き始め,静かだった渓流は中華な観光客で賑わいだした。
ボクたちはそろそろ行こう。
シャワー。
十和田湖。
こちらも二重カルデラ湖であることをブラタモリで知った。
休屋は車を停めるだけで500円,ヒメマスの塩焼きは一尾950円。何だか世知辛い雰囲気に興ざめし,いつも敬遠してしまう。
無料駐車場の場所ばかり辿るのでいつも同じコースになる。
そう言えばタローは十和田湖は初めてだ。前回はマイクロバスで大勢を連れてきてタローは留守番だったのを思い出した。
「停めて!!」
鹿角から八幡平へ向かう道に「直売所」という手作り看板が出ていた。その奥には大きな作業所の建物があるばかり。
臆することなく中に入って行ったなおみは,出荷中の農家の人たちに歓迎され「日本一おいしい枝豆」をキロ600円で分けてもらって来た。道の駅でゲットした分と合わせれば,サラダ用1年分をストックできる。
八幡平も紅葉には早かった。
バスが休日に2本しかないー!!
大沼のほとり。
どうだい。沼を一周してみるか。
ボクの腰が昨日今日と調子いいのを知っているのでなおみも止めなかった。
出発。
シーズンオフの遊歩道にはボクたち二人と一匹だけだった。
ホントに千年の秘湯が効いたのだろうか(笑)
ボクは50mおきに休みながらも大沼一周散策路1.2kmを踏破した。
こんなに歩けたのは手術後初めてのことだ。
休憩中も痛みにうめくことがない。ただ痺れが引くのを待つだけだ。
タローは元気だな。
ふう。
もうすぐ一周。
日が傾いてきた。
花の名前の備忘に。
この花は載ってない。
完歩。
辺りはすっかり暮れた。
てくてく。
夕焼けを撮ろと山頂まで走ったがあいにくの霧だったので大沼まで戻った。
期待して待つ八幡平の空にまこと慎ましく日が沈んだ。 秋旅を満喫した。 さあ600kmの夜道を一気に走って日常に戻ろう。
岩手山SAのカキフライ丼とジャージャー麺がことのほかおいしかったので特筆しておく。
こちらは旅行の翌日なおみが炊いた栗ご飯。