発熱と風邪の症状は覚悟していた。
だがこれからの人は参考にしてください。どうやら副反応は弱いところを突いてくる!!
ボクの弱点は胃腸だった。
何の前触れもない、ベッドに入って灯りを消す頃、直前まで全く元気だった。
いきなり下痢と嘔吐の激症、トイレまで走ったが吐いたり下したりする前に激痛のため気が遠くなった。
床に転がりながら「ああ、ワクチンで死んだ珍しい人の一人にカウントされるのか」と思った。
正気が戻ってまた気を失う前になおみを大声で呼んだ。
のたうち回りながら3度吐いて2度下した。みぞおちの下がキリキリ痛んだ。
冷や汗が全身から吹き出し、なおみがそれをお湯で搾ったタオルで拭いた。
悪寒が襲ってきたが、芋虫状態のまま着替えさせられて何とか人ごこちがついた。
なおみの走り回る音に驚いて母も起きてきた。
補聴器つけてないのに聞こえたのかという軽口を思いついたが口にする元気がなかった。
発作は1時間ほどで収まった。激症だったが短時間だった。
朝はもう腕が痛いだけになっていたが草取りは自重した。
なおみが猛然と雑草に挑んでいった。母も一月ぶりに庭に出たがすぐにダウンした。
ボクたちが来るのに家中を掃除したに違いない。疲れが出たのだろう。
午後もなおみが一人で働いた。
ボクはなおみが書いた楽譜でベースの練習をする。
今度の曲ではなおみがリコーダーを吹くことになったのでボクがベースを担当する。
写真は母に頼んだ。ポーズを取っているとなかなかシャッター音が聞こえない。
オフクロのiPhoneにはフリーズしたボクの動画が記録されていた。
夕方、小林節子さんの家を訪ねた。明日受診する整体の診療所への地図を書いてもらうためだ。
ボクはともかく、なおみの腰が良くなるといい。
JAに買い物に行く途中で田んぼの中に下ろしてもらった。
夕焼けはショボかった。
東京オリンピックは今日閉会式だそうだが、引き続きパラリンピックがあるので東京の渋滞状況は変わらない。