OUR DAYS 2018年2018/9/10

7月に西日本豪雨,9月4日に台風21号,そして6日に胆振東部地震とこの夏,日本列島には大きな自然災害が続いた。各地の被害はテレビやインターネットを通じて大きく報道されたが,台風21号ではしらべ荘も大きな被害を受けた。

長野県を直撃した夜,原村周辺は停電となり,続いて庭の大きな白樺の木が倒れて私道の電線をひきずった。

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 停電は丸48時間続き,その間,母はひとりでご近所の助けを借りながら切り抜けた。

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倒れた白樺は美しく蔦が巻き,周りには母がチューリップやら水仙やらを植えたあの庭を象徴するような木だった。父が生前には庭全体に芝生が張られ,雑草の一本もなく花壇には季節の花が咲き乱れた。そしてタローがマロンが軽やかに遊びまわった。

広い広いしらべ荘の庭の手入れは88才の母ひとりの手には余る。せめてたまには手伝うべきボクたちは幽霊のような毎日をやっと暮らしている。よしんば体が元気でもボクの腰では母ほどの庭仕事もできそうにない。

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電線やケーブルは数日経って中部電力やCATVが復旧に来てくれた。私道でも道の部分の倒木は処理してくれる。

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 庭に倒れた部分は加藤さんのご主人が薪にしたいと切って持ち帰ってくれたそうだ。残った根っこくらいはボクが片付けなければならないのだが今のところ目処が立っていない。

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