ボクたちが交互に体調を崩すものだから,見かねた(見てないけど)母が
「来なくていい」
と言うのを深夜行で無理矢理しらべ荘に行った。
朝起きると母はボクたちの教室用のリースを作っていた。
マロンはおむつをしていた。
衰えてはいるが,どこか悪いとか歩くのが不自由になったとかいうわけではない。
寒がりなので用を足しに夜外に出るのがかわいそうだからだそうだ。
庭仕事は弟やゴイックさんが来てくれたばかりであまりすることがない。
それでもなおみは畑の整理を手伝った。
あまり戦力にならないボクはソライロライフに貼ってある古くなったマロンの足型ステッカーを剥がす作業をした。
新しいステッカーはもう作ってあるが春になってから貼ることにした。
富士見のJマートまで母の買い物に下りた。
なおみは新しい雪かきスコップを物色して買った。
今シーズンは東京で大雪が予想されている。
ある意味迷惑な(笑)手作りカレンダーを持ってご近所に挨拶まわりし,母の帰京日程を伝えた。
去年は母が東京へ帰って2日後にタローが急死した。
それをふくろうさんの奥さんが覚えていてボクたちの現状を心配してくれた。
帰り道になおみが声を上げて泣いた。
タローばかりを描いたカレンダーの絵を見て母も泣いた。
東京ではようやくタローのいない生活に慣れた気がするが原村ではまだ気配が生々しい。
2日目は午前中だけ庭をして昼過ぎに東京へ向かった。
夕方から中央道の集中工事が始まるのでそれを避けた。
早く帰れたのであの正月の夕富士を描き始めた。
さすがに疲れてここでサスペンデッド。