本年もよろしくお願いいたします。
快晴の元日
恒例のなおみの実家の新年会。
胸に穴が開いたようにザラザラと痛かった1年前の記憶が少し甦ったが今年は心穏やか。
義母のPCやWi-Fiのメンテナンスがあるのでボクも手持無沙汰にならずに済んだ。光の回線を引き込んで無制限の契約をしているのに5,6年もルーターをかまさずWi-Fi環境になかった。信じられない。ノートはウイルスにボコされていた。
持って行ったウチのルーターをつないでPCは初期化しセキュリティソフトを購入してインストールした。
今年はオーストリアで買った乾燥マッシュルームに生マッシュルームを加えてホワイトソースを作り,砕いたアーモンドを衣にした帆立とパンガシウスのフライに添えた。
今年は大晦日に会心のフルーツケーキを焼いていた義母にだだをこね,好物のババロアも作ってもらった。
マイスター
元日,義母の隣りに住んでいる叔父の家に従弟が帰省していた。
ドイツで10数年修行してお父さんと同じパイプオルガンの職人になったが会社は継がないと言う。やはりマイスターの資格を持つ奥さんの実家近くに工房を開いたそうだ。
大晦日,納入するオルガンをレンタカーの箱バンに積んで1000km近くを走って来た。日本にパイプオルガンのマイスターは7人,そのうち一人は高齢でもうオルガンは作っていないそうなので,現役のマイスターのうち半分がここにいることになる(笑)
アンズ♀2才。オルガンと一緒に下関から旅して来た。久しぶりに思いきり犬をハグさせてもらった。奥さんは従弟よりもなお2年も長く修行したそうだ。聞けば工房はあばら家に近い。部品からメンテナンスまで自分たちだけでできる範囲にこだわっている。こりゃ儲かりそうにないね。
いや(;^_^A
何だか怖いものなしの彼らの様子が(笑)自分たちの若いときにちょっと重なって…。タローの2才の頃も思い出した。
帰宅して夜はウイーンフィルのニューイヤーコンサートを見た。去年はラデツキー行進曲の拍手ができなかったが今年は元気よくたたいた。でも思っていることはなおみも同じだったらしく,番組が終わったあとタローの遺影に線香をあげていた。
コンサートマスターのとなりで弾いていた女性バイオリニストが,昨夏ザルツブルク音楽祭でボクたちが行ったコンサートのメイン奏者だった。