母の仕事依頼のひとつめはこれ。
タンポポ退治。鹿と並んでおよそしらべ荘の庭で最凶の敵である。
放置すれば夏には一面草丈30cmほどのタンポポ林になる。
綿毛を飛ばすとご近所の迷惑にもなるので場所によっては除草剤を使う。
しかしもちろん植木や花の近く,それに浄化槽の上などは薬を使えない。
鉛直に深く食い込んだ主根を少しでも引きずり出す必要がある。
ま,偉そうに解説しているがこれまではほとんどなおみがやっていた。
ボクが刈払機でガーっとやっても全く何の効果もない。2日もすれば元気に再生する。
小さな株も見逃せない。地中深く残った根が文字通り根性で復活している場合が多いからだ。
10本抜くと,なおみに声をかけられて立ってストレッチしたり抜いたものを運んだり。
狭窄症の患部は強い薬を予め飲んであるので痛みや痺れはほとんどない。
ただ手術前後,もう何年も腰を使っていないので背中のところ構わず腫れたり固まったりする。
昼は天才ポルチーニとコゴミのパスタ。
夕べの天ぷら具材の残り。揚げてしまったもの,切っただけのもの…
海老天を衣ごと刻んでオリーブ油でローストするとアンチョビよりよい出汁になる。
午後は予定していた中二階の天井修理。
大工道具を使ったついでに仮止めしてあったタローの写真を壁に吊るした。
今日はこどもの日。新聞紙の兜でお祝いした日を懐かしむ。
これは結婚式でなおみが持ったブーケ。
ケースが壊れているので処分した。匂い立つようななおみの美しさを懐かしむ?(笑)
予想通りオフクロがダウンした。
弟が来てはしゃぎ過ぎたのだろう。
一緒にJマートに買い物に下りるのを楽しみにしていたのに寝込んでしまった。
仕方なく二人で出かけた。
今日は節分。原村には遅い春が押し寄せている。
墓にも二人で寄った。
桜が満開だった。オオシマザクラに似て信州に固有の品種ではなさそうだ。
いつ来ても美しいロケーションの墓。
夕飯の買い物をして帰ると,オフクロも少し元気になっていた。
レースフラワーを駐車場に植えかえると言う。
またムリしなけりゃいいのに。
雲が美しくなりそうだったので,なおみを急かせて村の田んぼまで下りた。
スカートは持って来ていなかったのでしらべ荘に置いてあった夏物である。
遠目にはわからない。
鳥鍋をした。夏の間,オフクロはいつも一人で食べるからみんなで鍋を喜ぶのだ。