今朝の新宿線の大混乱で遅刻した通勤客には申し訳ないことをした。
ボクが地下鉄で出かけようとすると9割方ダイヤが乱れるジンクスがある。
通勤客たちはその巻き添えを食らったようなものだ。
今日は眼科の予約日だった。
ボクの場合,現在15分以上は立っていることができない。
いつもは九段下か市ヶ谷で座ることができるので事なきを得ていたが,
今日は乗り込むことが精一杯の混雑だった。
まさか電車でしゃがみ込むこともできない。
あきらめて市ヶ谷でいったん降りてベンチに腰掛けようと思ったが
いちおう降りる人は多かったので,少しばかりの空間ができた。
そこでダメ元のペリカン立ちを試してみた。
しゃがむ代わりに痺れる右足を両手で抱えて胸に引き付けるのである。
意外にも乗り合わせた人々の反応は寛容だった。
ボクの痛みをこらえる脂汗を見ては何か事情があると思ったのだろう。
そしてこれが効いて何とか立ち続けることができた。
調子に乗って診察が終わった後,なおみを呼び出して師匠の展覧会に行った。
「今年の三崎先生は異色の作品をご出品してらっしゃいます。
この季節らしいカラフルな色合いをお楽しみください。」
異色の作品になった理由をボクたちだけが知っている。