OUR DAYS 2019年2019/7/18

今日はタローと一緒に出勤した。久しぶりのお出かけを後部座席でカタカタと喜んでいた。

19071801.jpg

「タローが死んだら骨壺は俺が焼く」タローをかわいがってくれた矢切の師匠はずっとそうおっしゃっていた。ようやく納得いくものができそうだと連絡があった。今夜が引っ越しかと思ってタローを連れて行ったが,壺はまだ乾燥棚にあって仕上げ焼きを待っていた。

19071802.jpg

骨になったタローの寸法を何度も測った。このデザインは昨夏の試作品の中からボクがタローのイメージで選んだものだ。よっぽど入れ込んだのだろう,師匠の今年前半の作品は皿も器もほとんどこのデザインになり,個展に行くと,会場のスタッフやファンがその斬新さに驚いていた。

19071803.jpg

師匠がボクたち三人を呼び出したのは他でもない。メモリアルプレートも作ったから自分で絵を付けろということだった。素焼きの終わった皿も筆も顔料もパレットも全部揃えた作業台にボクを座らせた。

19071804.jpg

ボクは初めて絵付けというものをした。ちょっとでも似てないと後ろのドレミからクレームが入る。「ああ,これでやっとシュウちゃんに長年の恩返しができる。」と陶芸家が言う。ボクは人気ブロガーでもある師匠のPC環境をときどきメンテナンスしていただけなのだ。タローの安住の地の焼き上がりは8月だそうだ。

19071805.jpg

師匠のブログも更新されていました。

ボクたちのことが載ってます。

19071806.jpg

NEXT