OUR DAYS 2019年2019/11/24

奥塩原にある1泊2食で8,400円/人という古色蒼然たる宿を予約して出かけた初日。

水曜だったかの天声人語に壬生町の小中学校での論語素読の取り組みが紹介されていた。

封建的な内容を削って編みなおし冊子にまとめたそうだ。

その名も「古義抄」…教室で使えると思った。

町に問い合わせると歴史民俗資料館に行けば一般にも売ってくれると言う。

予定のない旅による場所を作ってくれたと感謝しつつ一冊買い求めに壬生に立ち寄った。

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資料館に着くと,なぜか駐車場は車であふれ,周辺は渋滞が起きていた。

「来賓駐車場」なる張り紙のスペースががらがらだったので土砂降りの中で交通整理をしているおじさんに頼むと

「端っこなら大丈夫だろう」

と快く停めさせてくれた。ナンバーを見て遠来とわかったのかもしれない。

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こんなに大勢が古義抄を買い求めに来たのかと不審に思ってるとさにあらず。

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なんと折しもギネスに申請!千人の論語大朗誦大会の真っ最中。

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町民に間違えられて控室に案内されてそれをみまもるはめになった。

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やがて移動する町民の流れに乗ってホールの中へ。

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記念の大朗誦に参加した。

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ギネス認定の瞬間まで見守ることとなった。

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思いがけず論語大朗誦に参加して清々しい気持ちで外に出ると何日も降り続いた雨が上がっていた。

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色づいた木々が日に輝きだす。

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ここは鎌倉時代築城の壬生城跡でもある。

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遠く来賓駐車場の端にボクたちの車が見える(笑)

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下野壬生街道の標柱と思しき石柱。

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こちら天井石は古墳の遺跡。

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移築された城門

さて,宇都宮餃子を食べに行こう。

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高橋餃子…どうやって検索したかはヒミツである(笑)

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ふわりと口の中で融けるような軽さ。これは旨い!

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ウルトラ安い!!ノンアルコールにも枝豆がついてくる!!

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ウチの車以外見事にずらり地元ナンバーだけだった。

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してやったり。

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餃子屋の場所が大谷だった。

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観光地と言えども見物して回るのにやぶさかではない。

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言わずと知れた大谷石の産地である。

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昔はちょっとしたお邸ならばたいてい大谷石の塀だったが,

そう言えば最近,少なくとも東京ではあまり見かけない。

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町中が軽石凝灰岩の露頭に囲まれていて,なかなか壮観な眺めである。

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資料館の大駐車場に車を停めて観光バスが行き交う道を歩いた。

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なおみののiPhone撮影

右に左に画面が傾いているのはご愛敬。

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捨てずに取ってあった愛用の大きなカメラバッグを

久々に袈裟懸けにしてさっそうと歩いていたボクであったが,

やはりちょっとムリがあったようだ。

資料館の入り口でとうとう痛み出し,坑道見学はあきらめた。

もともとなおみが洞窟見物を好きではない。

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 大谷石塀の民家

そろそろ宿に向かおう。

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 奥塩原温泉

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 もう何もしないでごろごろする。

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宿から1分,混浴の共同浴場「寺の湯」へ

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 泉質は極上だけど建物は古いので一泊8,400円

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 うーむ♪質素…たくあん載せご飯を肴に熱燗飲るもまた一興。

暖房はつけず,体が冷えたら二人で風呂に行っては真っ赤に茹で上がる…を繰り返す。

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 なおみはどっさり文庫本を持ち込んでいる。

ボクはiPadで年賀状作り。

七福の湯にちなんでネズミたちを七福神の装いにしてみた。チュー♪

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