11月4日
いつもとは逆に残業するなおみを職場に残して自転車で先発し,途中で拾ってもらう作戦。
時代劇でお馴染み富岡八幡宮。
数年前に境内で神社関係者による凄惨な殺人事件があって参拝者が激減していると聞く。
意外にも三脚を立てて待つ間に何組もの若いカップルがお参りしていった。
11月6日
聖橋
この界隈はなおみとタローの深夜ウォークを待って電車の流し撮りに凝っていた頃の思い出が多くてかなわない。
11月10日
馬場先門から長躯チャリ活。
11月11日
桜田濠のユリノキ並木
三脚を準備していると,横に若いおまわりさんが立って職質された。
撮影に入っても後ろにいる。
「4時間誰とも話してないんです。」
だって。
「ご覧になりますか?」
写真をモニタで見せてから自転車に乗ると手を振って見送られた。
11月17日
卒業生のハルが久しぶりにいきなり現れた。
「先生,お誕生日おめでとう」
え!?七五三の日だったんで覚えていて,日曜にも寄ってくれたそうだ。
今年は特別な誕生日だったので宅配やオンラインでたくさんプレゼントをいただいた。
11月18日
今年はあちこちの病院でインフルエンザワクチンが不足している。
結局,いつも健診に行く職場近くの大きな病院まで自転車で行くことにして,なおみのオルベアも積んで出勤した。
注射の上手なノブのお母さんは不在だったが,ボクたちのすぐ後ろの順番が卒業生のお母さんだった。
会計に行くと,受付の人がなんとミサキのママだった。
夜はしし座流星群が極大だったので5D+sigma15mmとX-E2+XF18-55,マンフロットのトラベル三脚をバッグに詰め,
スリックを袈裟懸けにして深夜1時に代々木公園まで出撃した。
本格的にバルブ撮影するのはタローを亡くした夜以来だ。
小春日ならぬ小夏日と天声人語の書いてあったほどの陽気で夜気も生ぬるい。
もう電車もないだろうに若者たちはけっこうにぎやかに公園で遊んでいる。
暖かいせいか夜空はくすみ,30秒ずつ45分開けたが,流星はひとつも写らなかった。
帰り道,参代々木上原から登る西原商店街の坂はきつかった。
11月19日
決起した。ウチでは洗車することを決起と呼ぶ。
原村でずいぶんとダートを走ったからなぁ。
サブとかすみのパパと約束したオリジナルステッカー。
夜は丸の内からチャリ活。
若い男女が酔っ払って騒いでいて少々怖かった。
超一流企業の社員たちだろうが日本の水準はこの程度である。
あえて246で帰った。夏にひいひいとへこたれたコースである。
溜池から赤坂への上り坂はきつかったがそれほど苦しくもない。
どうやら体力はともかく,ペダルの漕ぎ方が上手になったようだ。
11月20日
イリタマゴの第二回練習。
ボクの練習量がダントツだったがもちろんいちばん下手だった。
夜は車で旧中川のふれあい橋を撮りに行った。
タローを亡くした翌春にここに河津桜を見に来た。
そのときの記憶が胸にざらざらと蘇った。
「何かしないといけない」
と思って無理をしてのこと。なおみは泣きっぱなしだったっけ。
11月21日
芝公園よりチャリ活。
神宮外苑でバルブ撮影。
11月22日休日
笹塚に新しくできたスーパーまでジャイアントでお供した。
他の店に回るなおみの負担を軽くするためスーパーの買い物を担いで先に帰るのがミッション。
かつては300mmや70-200を運んだカメラバッグのスペースにダイコンやレタス。
今夜は麒麟を見ながらのんびり過ごす。