淡々とチェロの練習を続けるなおみ。いちおうチェロはボクの楽器である。
今日は発表会のためのピアノ合わせで先生のお宅に伺う日。家の前まで送った。
なおみはここ一週間ほどのコロナ対応にやられて激しい胃腸炎。
ほとんど食べてないのですっかり痩せてチェロに振り回されながらふらふらと歩いて行く。
このまま置いて先に出社するというわけにはいかないのがコロナ禍の東京である。
一時間あまりレッスンを待つ時間をつぶすために根津神社に行ってみた。
乙女稲荷神社の鳥居が写真映えするとの評判だが猛暑日の炎天下とあって人影はまばらだった。
特筆すべきは駐車場から5DとL単2本に身の回りのものを持って30分歩いたこと。
その間に一度欄干に腰かけてレンズ交換した他は立ちっぱなしだった。
まず「歩こうと思ったこと」そして「歩けたこと」…まあ,偶然調子が良かったのかもしれない。
やっぱり痛くなったときの精神的ダメージが大きいからあまり過度に腰の回復は期待しない。
なおみはピアノの合わせがよっぽど楽しかったのか少し元気になっていた。