ボクは理屈が通っていることがこよなく好きだ。
この夏、初めて受診した腱引きの先生に足湯を勧められた。足湯によって血流が促進される。全身浴ではダメなのである。
「血液の温度差が生じることによって血液が対流し熱も行き渡ります。全身を温めても皮膚の近くが温まるだけで、血液の循環は促されないのですぐに冷めてしまいます。」
なんとシンプルに理屈が通っているのだろう。ボクはその日のうちに足湯用のバケツを三つまとめてネット購入してウチと母と義母の家に配達してもらった。
確かに風呂というのは温まらない。冷え性のなおみは毎晩風呂を沸かしていたがベッドに入る頃には冷めてしまう。いつも冷たい足を真冬でも容赦なくボクのふくらはぎに押し付けてくる。それがマニュアル通り薬缶の熱湯を足しながら20分も足湯すると額に汗がにじむほど温かくなってくる。かれこれ1か月くらい足湯は続いている。翌朝シャワーして体を洗う。風呂に入るのは週に2,3回になった。
当初と変わったことと言えば，20分ずつ交代で足湯していたのが，少々手狭だが混浴になったことくらいである。時間も湯も節約できる。
