激動の2週間を終えて久々の休日。
なおみはコンサートの洋琴姫二人をちっぺに見てもらいに行った。
なおみはいつものほんわかした調子だったちっぺが指導に入るや否や「ザ!ピアノの先生」に変貌したことに驚いたという。
「きっと,あたしたちの授業の様子も知り合いが見たらびっくりするよね。」
なるほどそうかもしれない。リリとリョーコはちっぺがボクのことを「イマムラさん」と呼ぶのが新鮮だったようだ。
なおみを迎えに行くと,二人が揃って
「イマムラさん,ごくろうさまです。」
と,挨拶した。この子たちは逆に仕事バージョンのボクたちしか知らない。
ちっぺや子どもたちと別れて町田に向かった。
チェリーセージに埋まって庭仕事する義母は一回り小さくなったように思えた。ボクたちがコロナのとき,手作りの食べ物を差し入れるため駅に自転車で向かおうとしてバランスを崩した。そして親指の骨を痛めて手術になった。まだ小さなギブスを使っている。
グレビレア ピーチ アンド クリーム
「撮りごろの花はありませんかね。」
ボクがイチガンを持って聞くと,にっこり笑ってオーストラリアの珍しい花を指さした。高価な花でもらいものだそうだ。
こちらは実生から咲いたパパイヤの花
ボクもなおみもボロボロに疲れていてあまりお手伝いにならなかった。
明日はひたすら休むことにする。