1月1日/ 謹賀新年
新年のご挨拶を申し上げます。
みなさまにとって今年が平和で実りある一年となりますように。
ボクたちの新生活もカウントダウンが始まりました。
東京で迎える最後の正月。
とくに感慨がない。ボクは東京に長く住みすぎた。単純に飽きた。
中町の年始も最後になりそうなので,ゆっくりしたかったが感染を恐れ,仕事を休めないウチと啓くん夫妻は挨拶だけでお暇した。
帰宅して映画を一本見たらもうウィーンフィルのニューイヤーコンサートの時間だった。
1月2日/ 世界堂へ行く
2日から営業している世界堂で水彩紙を購入。これで1万8千円ほどになる。
1月3日/練習
トロイメライの楽譜をイラストレータで書き直す。
ギターと歌,チェロの練習,水彩画をひとつ,コンサートの動画の編集を三曲。
いやはや,なおみの管理下だと平日より休日の方が忙しい。
1月4日/仕事始め
1月4日朝のいつもの光景。これも今年限りということになる。
うふふふ。この年令だもの。そこそこは器量よしと言ってもいいかな。なおみは控え目な性格にもかかわらず,実に33年の長きに渡って教室のアイドル役を務めてきた。おつかれさま。ありがとう。
新年最初の仕事はカウンターの写真のタローと電子アルバムのタローの更新。タロー,アイドル犬のお前がいなくなったから,ママはひとりでたいへんだったぞ。
着物を着た人を間近で初めて見たという子も少なくない。そういう時代である。ボクらは子どもたちを驚かせたいという楽しみだけでしてきたこと。だがいつのまにか少しの文化的価値が生まれていたのかもしれない。
さて、1年に一度のイベントは1時間で終了。受験生たちと勝負に挑む季節に入る。
戦いのゴングが鳴った。
1月7日/冬期講習
1日12時限授業の冬期講習があと数コマで終わる。20代のときに考えた時間割のまま30数年間。
昨日の夕方はとうとう二人で事務室の床にペタンとへばったまま、冷蔵庫の強壮剤を半分ずつ飲んだ。
「何年かしたら今日のことを懐かしく思い出すかもね。」
そう話した。