OUR DAYS 2023年2023/6/18-21

6月18日/道普請する

快晴なのに寝坊してウォーキングに出られなかった。

ゴミ捨てにだけ歩いて行った。けっこう遠い。

モロッコインゲンが蔓を巻き始めてなおみが大喜びしている。

大雨でえぐられた道の補修用に村から支給された土砂が届いた。

地元の家は一軒もないがご近所総出となる。

村と掛け合ってくれたのも機械を出してくれたのもお向かいのMさんご夫妻。

小一時間ですっかり穴が埋まった。

庭仕事に戻る。空いていたドレミ菜園の中央部にシュウのハーブ園を開墾した。

イタリアンパセリに紫蘇,ミツバ,そしてバジル。どれかつけばいいという作戦である。

ハーブにマルチがいるのか。野菜に悪影響がないのか。家屋から遠くていざ調理のときに役立つのか。

ツッコミどころだらけ。

ヒメウツギバイカウツギ

午後,初めて中央公民館に映画を見に行った。意外に大きな施設で驚いた。

払沢(村の中心)の南で,体育館,図書館も隣接する村の文教地区にあたる。

1710.jpg

折しも今日は大軍拡の予算があっさり国会審議を通過した。

以前から対中国を想定した自衛隊の軍事施設が南西諸島に次々と作られているが,あまり本土で話題になることはない。

沖縄とは日本の中でそういう地位にある。琉球も宮古も八重山もかつては独立の国であり民族であった。

中国のチベット支配やロシアにおけるチェチェン弾圧と変わるところはない。

 

この映画は軍事施設に反対する住民運動の記録映画制作のためのダイジェスト版だった。

上映会を開いたのは村の「9条を守る会」である。引っ越してすぐ勧誘された。案内文を熟読したが趣旨がすべて正しいと思って入会した。

映画に記録されていることもすべて「正しい」ことであるが,共感する人と同数の反発する人を作り出してしまうようにボクは思う。

ボクたちがタローを連れて宮古島を訪れたちょうどその頃,宮古の周辺の三つの島と本島は立派な橋で結ばれた。

もちろん下地島の空港などを軍事利用するための準備だが,住民たちの生活の便は飛躍的に高まった。

懸橋による自然破壊問題など吹き飛んでしまうほどの「便利」がもたらされた。国から防衛予算がふんだんに投入されている。

便利さに目を奪われてしまう住民,利権に群がる政治家や企業…国のアプローチは狡猾でぬかりがない。反対運動も想定内だろう。

それに対してただ「正しい」ことを主張しても,ただ住民の賛成反対の分断を深めることにならないだろうか。

私見だがこの映画では戦いに勝てない気がする。

記録としての大事さは言うまでもない。制作の苦労には頭が下がる。身分相応のカンパはしようと思う。

民主主義や反核,反戦の運動はいくら正しくても勝たなければ意味がない。

それを導く人や団体には勝つための方策を練る義務がある。今はそう思っている。

6月18日/義母を誘って横谷温泉に行く

取り始めたばかりの信毎に,横谷温泉の平日特別プランの折り込み広告があった。

あまりに破格なので義母にLINEすると二つ返事で「行く」と帰ってきた。

東京からの往復のバス代を考えてもお得なほどである。

白樺林を散歩

まるやち湖

田んぼ

ブルーベリーのネットをプロデュースしてくれる義母。

天気がいいので霧ヶ峰に上がると折しもレンゲツツジの盛りだった。しらべ荘よりずいぶんと標高が高い。

ニューヨークのめぐみ伯母を案内したときもレンゲツツジが一面に咲いて美しかった。伯母の体調は良くないと聞く。

ビーナスラインの車山付近。霧ヶ峰から白樺湖へ向かう。

女神湖

横谷温泉到着。

こんな老舗旅館に泊まれるとはありがたい。

ベランダにクワガタがいた。

連日,絵本の原稿に追われていたのでお疲れモードのシュウ

貸切露天風呂もついている。ホントにこの料金でいいのだろうか。

オプションを頼まなければ,夕食は「並」ランクだが,それでも平均年齢の高いボクたちに食べきれる量ではない。

ご満悦。

みんなオンライン中。

翌朝,滝を見物に出た。

霧降の滝

浴衣で来るのには無理があった。

ウチから車で20分かからない場所なのでイマイチ転地効果はない。

松本の書店を訪ねたあと安曇野へ向かう。

そば農家の営むカフェ。

その名もあぐりす

実は義母の勤めるそば屋の仕入れ先。

そば蔵も見学させてもらった。義母は85才の店主と交代運転して,しばしばそば粉を仕入れにここまで来る。

ちひろ美術館に行って帰宅したが,その途中からボクは体調を崩し激しい下痢に襲われた。疲れがたまっていたのだろうか。義母を見送ることすらできなかった。

6月19日/販促に行く

横谷温泉から松本に下りたのは絵本の関係である。

編集部から「発注のあった近所の書店に手書きポップを持ってご挨拶」せよとの指令。

はたして松本が近所と言えるかビミョウだったが人生初の営業に赴くと

「絵がとてもキレイだったので夏らしい絵本フェア用に注文させてもらいました。」

と担当の方。

見知らぬ専門家に評価されて天にも昇る思いだった。

今月,早くも三度目の松本行。道にも詳しくなった。

6月21日/在庫あり(;^_^A

うっひゃー(;^_^Aこれにはびっくり。

作者負担分183冊が届きました。甘く見ていました。とても記念に取って置ける嵩ではありません。

購入をご検討中のみなさま,できればワタクシに直接注文または臨時売場にご足労頂けるとたいへん助かります。

東京都内,諏訪郡内は配達いたします。

臨時売場開店日時 6月24日,25日 11時~18時 26日 14時~21時 江東区大島旧アイシーク前

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