OUR DAYS 2023年2023/12/1-15

12月16日/あと2日

ドレミをさがせ!第二弾!!(笑)かわいそうなほど練習していますが,今回はエキストラ(助っ人)なので後ろの方にひっそり座ってます。

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カノラータ・オーケストラのFacebookアカウントより 

12月15日/三つ葉

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ゆうべ,親友から初めてコロナ感染したとの連絡があったので,朝一番で町のクロネコまで行って漢方と鎮痛剤を発送した。寒くない。…と言うより生ぬるい。山の冬は少々異常事態である。

帰宅して庭に出ると,ドレミ菜園を閉じたとき同時に放置状態となったシュウ☆ハーブ園で露地なのに青々と三つ葉が盛大に葉をつけていた。

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収穫するといい香り。

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今日はなおみが居るので昼にかき揚げ蕎麦にした。

「給食より美味しい」

と彼女が言う。当たり前である。

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17番にして早くも降参の問題あり。どうしても問題の意味が分からないまま,とりあえず解き始めたが2日やっても埒があかなかったので,とうとう解説のヒントを見てから解いた。命題や条件の問題が苦手である。ここだけ別の問題集が必要かもしれない。

12月15日/カノラータオーケストラ定演

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今日は岡谷までお出かけ。朝出かける前になおみが出しておいてくれたよそ行きのセーターは「ゴマ塩の無精ひげとよくコーディネートされている」と写真に撮ってLINEしようとしたが送信し忘れた。よくあることだ。

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なおみは岡谷カノラータオーケストラの定期演奏会に賛助出演するため、諏訪響定演と並行して両方の練習をしてきた。松本,岡谷,諏訪にはみなオーケストラがあるが団員不足はどこにも共通したジレンマである。相身互い、定演ともなれば賛助出演者を出し合ってしのいでいる。

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諏訪のコンマスも今日はカノラータの後方を固めていた。新人のなおみでさえ、弾けるとなれば助っ人に引っ張りだされるというわけである。なおみが親友になった諏訪響の団員は幕が下りないうちに松本へ急いで行った。来週は松響の定演で,その練習に参加するためである。

このような団員たちのがんばりに頼って運営していくのは難しいように思う。これでは忙しすぎて若い演奏家たちは二の足を踏むだろう。自治体はもちろん地元の企業にも口を出さない積極的な支援が求めらる。

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カノラータのFacebookより

カノラータの音は練習の様子を聞いて想像していたよりはずっと良かった。特に打楽器の男の子たちが上手だったが,全員がエキストラだとのこと。演目は「ロミジュリ」と「眠れる森の美女」…ロミジュリとは「ロミオとジュリエット」のことなのだそうだ。「眠れる虎」とか「怒れる大地」とか言うが,かねがね文法が気になっていたので休憩時間に検索してみた。

「眠れ」は「眠る」の已然形,継続の助動詞「り」がサ変動詞には未然形,四段活用動詞には已然形を求める。その「り」は連体形で「る」に活用する。

「眠れ(已然形)ーる(連体形)ー美女」となるわけだ。たぶん数日で忘れる。高校生のときにもっとちゃんと古文を勉強しておくべきだった。

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ホールの喫茶室でなおみと待ち合わせた。

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 隣にある市役所前に高速バスの停留所がある。母を東京行のバスに乗せて見送った。母は明日から親友たちと一泊旅行である。その後,5日ほど弟と東京で過ごす。

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旧岡谷市役所 この建物の後ろにカノラホールがある。

さんれーくで夕飯を食べて帰った。…と言っても別々の車である。

12月19日/きっぱりと冬が来た

「八ヶ岳がきれいよ。撮りに出たら?」

出勤して行ったなおみから電話が入った。

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そうは言ってもオーリスはフロントガラスの氷が厚くてなかなか出られない。

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シャッターチャンスは逃したようだ。

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手がまめらなくてカメラの操作ができない。ドラえもん状態の手で,なんとかモードダイヤルをプログラムに合わせて全自動露出。

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なおみの帰宅を待ってカレンダー制作の流れ作業。

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続いて梱包。

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発送。なんだかすっかり村人が板についてきた。

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インター脇のクロネコに行って帰宅する頃には早くも日が沈んだ。薄暮の中での薪運びは凍えて手が痺れた。

 

薪ストーブに石油ストーブ2台全開で部屋を暖めてから天才蕪カレー♪

12月21日/チェロのコンサート

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 諏訪のホームセンターに段ボールを買いに行った帰りに戸田酒造に寄ってダイヤ菊の純米を買った。

 60サイズの小さな小さなお歳暮を発送した。

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夕暮れ,大槻医院で開かれたチェロコンサートに行く。

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奇しくもゆうべ,愛先生から次の曲のリストが送られてきた。下手すぎて時に気が滅入るがチェロは続けようと思う。

コンサートのチェリストは偶然にも諏訪響のコンマスの弟さん。そのお母さんとなおみはセカンドで席を並べている。

演奏が終わるとお茶やお菓子が配られた。500円では申し訳ないくらい。

12月22日/なんちゃってコリアン

12月22日分

なおみは今日で仕事納め。

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 一緒に茅野まで買い物に下りた。

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 チーズタッカルビを作ってみた。さしもの天才も見たことも食べたこともない料理なのでネットでレシピを見た。

ホンモノと同じかどうかは分からないがおいしい。マッコリを買おうと思ったらなかったので,代わりにハングルの書いてある酎ハイを買った。とても甘かった。

なんとなく韓流ディナーとしゃれこんだ。

12月23日/氷点下の一日

なおみは昨日で仕事納め。

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二人でごみ出しに出たのでついでに農場まで下りてみた。 

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手がかじかんでカメラの操作がままならない。

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午前中は暖房費を節約するため,二人でコタツに入っていた。

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大工市川さんがひと月くらい立っていた足場をようやく外しに来た。

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ついでに壁の穴をコーキングしてもらう。

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二人で2時間ほどで足場は解体された。

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お昼はなおみがいるので,今週作ったお昼のメニューの一押しを作る。

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昨日に続いて茅野に下りた。資源ごみセンターと酒屋

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土曜だというのにパノラマスキー場のゲレンデにお客さんが見えない。

12月24日/賀状

今さっきLINEした人に。
30年も会ってない友だちに。

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村で唯一のケーキ屋さんでなおみがケーキをゲット!!

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JAからの帰り道

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甲斐駒

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八ヶ岳…左から横岳,阿弥陀岳,権現岳

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グラタンにたっぷりふりかけた栗は秋になおみが義母の看病に行くとき,バス停の前の道で拾ったもの。茹でて実を取り出し冷凍してあった。スープはさっきJAでタイムセールになっていた帆立をトマトと煮たピリ辛。ワインは残っていた五一ワインを炭酸で割ってのばした(笑)

ボクたちのメリークリスマス♪

12月26日/上京

 しらべ荘を出るとき,もう9時だというのに気温は氷点下5℃だった。

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 東京の冬は暖かい。笹塚でなおみを下ろして別行動。

なおみは銀行を3つ回ってから岩本町で有馬税務事務所に鈴木さんを訪ね,それから銀座のヤマハで楽譜捜し。

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 ボクは新宿で世界堂。前日,油彩道具の欠品をチェックしておいた。

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 それから市川へ。いつも通る交差点のタバサはタローの生まれ故郷。

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 市川(秋山)まで来たのは師匠がブログ更新できるようにするのが目的だった。デジカメで撮った画像をPCに移してフォトショップでリサイズする作業はもう難しいようだ。かと言ってスマホやタブレットからブログを書くのは無理だろう。とにかく新しい作業を極力少なくしなければならない。結局,スマホで撮った画像をLINE経由でPCに送って使う方法を手ほどきした。LINEにアップすることで自動的にリサイズができる。これでブログ更新が再開できるかどうかはビミョウである。何より意欲が感じられない。

師匠が日本伝統工芸展に初入選したのは65歳のとき,68歳で日本工芸会正会員となった。ボクが出会った頃である。腕も頭もキレキレの毒舌オヤジだった。それから16年。それを長いと思うべきか短いと言うべきか。ボクもあと2年で65歳を迎える。急がなくてはならない。

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 帰りは通勤ラッシュ時間にあたって,首都高はタイヘンな渋滞だった。

7号線が一車線になるときは左車線にいた方が早い。6号と合流してしばらくしたらレーン一つ左。湾岸方面,銀座方面と流出,合流があって合流する車の方が多いが,まもなく右車線は5号の流出渋滞が激しくなる。列に取り残されると相対速度が違い過ぎてなかなか左に出られなくなるので安全策である。5号からの流入も終えてきたの丸のトンネルに入ったら,黄車線が途切れるのを待って右車線。三宅坂の流出は左車線に出る。一車線になったら右車線キープ。右車線が停まるようなら西新宿の混乱が予測されるのでいったん左車線に移り,新宿インターの手前で右に戻る。ボクは慣れているので30分ほどで抜けられるが,車線を2度も誤れば1時間超コースである。

ちょうど幡ヶ谷に帰宅した頃,母が浅野さんに連れられて帰ってきた。銀座や築地に連れて行ってもらってご機嫌だったが,この日は東京の銀行の面談をキャンセルしていた。使われていない口座を解約するための面談だったが,そもそも今回の上京日程はすべてそれに合わせて設定されていた。

26日は暮れの激しい渋滞の中,世田谷と谷原を訪ねた。義父の病状は安定していたが,食べることができないのでますます痩せていた。

「来年のタローカレンダーはないの?」

と聞かれた。迂闊だった。義父は年内には緩和ケアのホスピスに入所する可能性が高かったのである。

「今年は予算不足で売る分しか作ってなかったのです。帰ったらすぐに増刷して送ります。」

「介護や看護の人たちにファンが多いんだよ。娘婿が描いてると自慢してるんだ。」

そうだったのか。ほんとに迂闊だった。それほどタローと縁がなかった義父にはむしろ迷惑かもしれないとボクもなおみも思っていた。タローがそんなふうに活躍していたとは知らなかった。実はカレンダーはいくつか余裕をもって作ってあるので年内に着くよう送ることができる。だが,そのカレンダーが最後のページまでめくられることはないだろう。

都内の渋滞で予定時間を大きくオーバーしてしまった。中央道を家に急ぐ。 

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 軽自動車なので80km/h平均だが,交代で運転するので2時間半ほどで帰ることができた。

 

JAで牡蠣を買って帰り,大急ぎで家を温めながらカキフライを揚げた。なぜかどうしても家でカキフライが食べたかったのだ。

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12月27日/FFストーブ

茅野に下りてAUショップに行く。現在,しらべ荘ではDocomoやsoftbankは非常につながりにくい。rakutenに至ってはデータ通信ばかりか電話も圏外である。そこで引っ越す前にUQモバイルに乗り換えた。

「9月に一度プランを見直してくださいね。」

キレイなお姉さんがにっこり笑ってそう言っていたので,たぶん半年後から無料お試し期間みたいなのが終わって料金が高くなっているはずだ。無料お試し期間を断るのはなかなか難しいシステムになっていて,おそらく大半のお年寄りはボクと同じように過剰プランの解約を忘れる。3か月遅れだがそれに気が付いたのは上出来である。二人とも4Gくりこしミニプランにした。自宅にWi-Fiがあれば充分である。

ミスドで一杯のコーヒーを分け合いながらチョコファッションとオールドファッションを食べて,ヤマダ電機へ。

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結論から言うとあまりの値引き率に驚いてコロナの最高級FFストーブを購入した。これについてはNoteにまとめようと思っている。

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村のJAに寄ろうとして義父に送るカレンダーを家に忘れたことに気づいていったん帰宅した。

「いいよ,村の用はオレ一人で下りてくる。」

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「何?それ」

「でへへへ」

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村での用は郵便局で定形外郵便を出し,JAで鶏もも肉を買って,役場の前にあるATMでJAの口座の記帳をしてくること。一見タイヘンそうだが,半径50mの範囲ですべて終わる。

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月の出を待った。ホントは満月の前日が狙い目である。

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こんなところから月が出るといいのだが,今は冬至近く,満月はずっと北の低い北八ヶ岳の稜線から出るはずだ。

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暗くなってきた。もう出てくれないと500mmで抜いたら白黒になってしまう。

遅かった。

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八ヶ岳の稜線から昇るのは月の出の時刻から30分以上後のことである。

12月27日/庭の珍客

ベランダに出ると薪小屋から飛び出した大きな影が森に飛び込んで振り返った。

「キミはなんて鳴くの?」

なおみがが引き留めようとする。

「ポン!」

…じゃないかなとシュウ。

「ポンポン!」

となおみがが鳴いて見つめ合う間に望遠を準備した。タローと同じくらい大きくて驚いた。顔と尻尾はむしろタローより大きい。

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なおみの薪割り。

「長3度の音がする♪」

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…と歌いながら樽の蓋を丸太にぶつけているが要領が悪くてなかなか割れない。

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NBを拭きあげた。

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バッテリーを外して冬眠させる。

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12月29日/なおみ忘年会に行く

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今日はオケの練習のあとに忘年会があるそうなのですずらんの里に送った。夜は諏訪まで迎えに行く。とにかく諏訪響の人たちにはとても世話になった。この一年,なおみはオケでホントに楽しそうだった。会がはねるまでちゃんとお付き合いするように言って送り出した。

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さて,ボクは2台の車を洗車してワックス掛けするという大仕事に挑んだ。今日もとても暖かい。ここでワックスしておけば,1月2月と軽い洗車だけで乗れるという計算である。

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いくら暖かいと言っても庭のホースは凍っていて,止水栓を開けても水は出なかった。台所から大きなバケツにお湯を張って運ぶという重労働である。あえぎながら2時間で作業終了。ホイールまでピカピカ。

12月30日/O医院でお茶する

予備に刷ってあったカレンダーを持ってO医院に挨拶に行った。診療時間はいつもより早く終わっていて,かかりつけ医や看護師さんたちはもういなかった。部屋を暖かくして奥さんがひとりまったりされていた。奥さんはふだん受付で事務をされているが元は目黒の教会のオルガニストで,先日,医院で開かれたチェロコンサートではピアノ伴奏をしていた。コンサートの料金は500円だったがお茶やお菓子がふるまわれ何だかかえって申し訳ないほどだった。演奏は素晴らしく今日はひとことそのお礼を言いたくて伺った。

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ボクたちはお茶に招じ入れられ,まったりのご相伴にあずかった。すっかり時間を忘れて過ごし,外に出るともう富士山がうっすらと夕日に染まっていた。Auショップの予約があって茅野に下りるついでに,JAに寄って,スーパーに行って,ホームセンターも行く予定だったが全部時間がなくなってしまった。

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冬らしくない柔らかな夕焼けの中,とりあえずAuのあとは夕飯の買い物だけして帰った。

12月15日/お煮しめとなます

母はどんなに体調が悪くてもお煮しめとなますだけは必ず暮れに作った。それが今年はとうとう大晦日になっても何も言わない。93才である。なおみが黒豆となますをボクがお煮しめを作ることにした。里芋を買い忘れたから村のJAまで買いに下りるからとなおみが母を誘ったが買い物にも行きたがらない。留守番するつもりだったボクが一緒に下りることにした。

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真冬だと言うのに標高1000メートルに雨が降る。地温が高いのだろうか,盛んに霧が立つ。仕事を辞めて10カ月。今はなおみと一緒に薪を運んだり,買い物したり,ごみを出しに行ったり…そういうことがとても楽しく感じる。

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農場を通って帰る途中,やまぼうしの街路樹ノスリが留まっていた。ピンをロックして,なおみに声を掛けさせるとうまい具合に飛び立った。

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