Apr.2012

ボイ渓谷からいったん西側の谷筋に下って,それから一気に北の峠を目指します。プラタナスの巨木の並木道がありました。洋服や小物のオシャレな店が並んでいて,さっそくドレミが吸い込まれていきます。どうやらここはベトレンというスキーや登山のリゾート地のようです。

ヨーロッパには「お土産」という習慣がないので,いわゆるお土産屋さんも存在しません。超有名観光地にあるお土産屋さんは,観光バスで乗りつけ,あたりを席巻しては小1時間ほどで慌ただしく去って行く日本人ツアー観光客のために作られたと思われます。日本人はその短い滞在時間に記念写真を撮り,ひたすらお土産を買うのです。日本が不景気になって,今は専ら韓国人や中国人がお土産屋さんの上客になっていることでしょう。

ウチは予算の都合でたいていスーパーマーケットや街の雑貨屋などでお土産になりそうなものを探しています。


知らない間に妻もボクを撮っていたようです。

夕暮れの道を急いでいると,フランスと書かれた看板一枚であっけなく国境を越えました。道路標識が微妙に違います。ここからフランス国道125号線になります。


かなり風変わりな南フランスの田舎町フォの町並みです。道がせまくて路駐できないので,ドレミが助手席からGR Digitalで撮影しています。

町を出ると東西から道が合流し交通量も増えて来ました。帰路を急ぐのか平均速度も高速並です。ボクたちも流れに乗って先を急ぎます。

薄暮の草原に一本桜!これはさすがに見逃せません。しかし,北へ急ぐ車は誰一人,こんな景色に興味がないようです。桜はあまり人気がないのでしょうか。

高速E80号,通称「ラ・ピレネエンヌ」にぶつかりました。ここから走れるだけ西に走ります。夜間移動すると決めたら躊躇せずに長駆するのもボクたち流です。


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