Apr.2012


バールをはしごしながら,好みのピンチョスでワインやビールを飲むのが粋です。だから若い人たちには止まり木や樽のテラス席が人気です。



これがピンチョスです。



「Taberna」という看板があちこちにあります。たべるな…食べるな?…ではなく,料理がウリのバールのことです。他にも「お年寄り専門,若者立ち入り禁止」の店や生ハムづくしの人気店などさまざまな特長がウリの店もあって,しばし町中はお祭のような賑わいに包まれます。


隣席のピンチョス盛り合わせを撮らせてもらいました。通りがかったウエイターが英語で

「ヤーパンのスシみたいでキレイだろ?」

と言います。ビミョウです。ビミョウの単語が難しいので

「ちょっとね(a little bit)」

と応えておきましたが否定的意味が伝わったとは思えません(笑)



2軒目の地ワインにすっかり酔っ払ってボクは上機嫌です。



ドレミもお店の人にスペイン語会話の相手をしてもらって満足しています。



三軒目のお店を出た頃,町は潮がひくように静かになってゆきました。

あんなにいた人たちはどこへ行ったのでしょう。

しーらなぁーいーまぁあちを♪

旅してみたぁい♪



「コーヒー買いに行こ。」
「店,開いてるかな。」

ボクは妻と見知らぬ夜の町を歩くのがとても好きです。

ドレミが熱いコーヒーをこぼさないようにそっと持ちながら石畳の坂を下りてきました。


…旅情は極まります。



異国の街の三ツ星ホテル。豪華なアメニティに広いベッドルーム。



さあ,よゐ子はおやすみ,R18指定。夫婦の時間,アダルトな夜の始まりです…。

…ん?

あらら?もしもし…。

気絶したように眠ってしまいました。

ムリもありません。今朝はフランスの小さな町を駆け,霧の峠を越えてこの町にやってきたのですから。

…おやすみ


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