May, 2002

西伊豆は恋人時代からボクたちの思い出がたくさんあるところです.

 

ウイノーナとネイサンの出会いも学生時代.男子学生たちのマドンナ的存在だったウイノーナを,ネイサンが口説き落としたそうです.

ネイサンはじめ男子学生がウイノーナにあこがれたというのは,何だかわかる気がします.日本人の母を持つ彼女の優美なしぐさや心配りは,ちょっとアメリカ人離れしていて,彼らにはとても新鮮に映ったことでしょう.


 

ソルトレイクで初めて会ったときのボクの印象は最悪だったと思います.何しろボクはアメリカの教育システムや芸術教育について聞きたいことがたくさんあり,一晩中,彼らを質問責めにしてしまったのです.

ニューヨークで再会したときも,彼らはボクを警戒していた感じでした.ボクも最初はこのキザなピアニストが何となく苦手でした.

でも,この旅でお互いに180度変わりました.やっぱり,いっしょに伊豆の湯に浸かったからでしょうかね.ドレミとウイノーナは血がつながっているけれど,アメリカ中部生まれのネイサンと江戸っ子のボクが強い友情を感じるのは不思議な気分です.

沼津でボクたちがよく行く回転寿司屋さん.

ネイサンはもうすっかり日本通です.