「きゃー！！ケースの内側にカビが生えてるー！！」
「ひょえー！弦がー！！」
…ボクが油彩の絵の具箱を久しぶりに開けるときと似ています。「シュウ、油絵始めなよ。わたしもバイオリンやる。」川原でスケッチした日の「四万十川の誓い」から二週間、なおみ始動しました。
仕事が忙しい上にタローがやってきたので、二人とも本業？から二年以上遠ざかっていました。新しい弦を買ってきて、練習を再開。タローもけっこう音楽好きです。夜、なおみが古着をはさみでちょきちょき、端切れの山を作って、ボクにもプレッシャーをかけてきました。
「はい。絵の具ふき用の布。」
負けてられない。世界堂行って、木枠買ってこなくっちゃ。