OUR DAYS2008年2008/8/15

夏休み最終日、いつものように、夕方、荷物を積み込んでから近くの温泉やファミレスに行き、中央道の渋滞が解消するのを待った。

八ヶ岳から帰るとき、むやみに出発しても悪名高き小仏トンネルの渋滞にひっかかるだけだ。若い頃は雁坂峠を越えて東名に迂回したり、丹沢を突破して相模原を目指したりしたものだが、疲れるだけでほとんどメリットはない。解消を待って出れば、最近は深夜割引にもなるし、今年の渋滞は例年ほどの凶悪さがない。

庭に出ると、霧雨が上がっておぼろ月の夜は肌寒いほどだった。ついて出てきたタローが庭の隅でワントゥしている。自由で涼しくて、楽しいことばかりの生活に満足してノンビリとした表情だ。明日から蒸し暑く不自由な都会生活に戻るとは思ってもいないだろう。

渋滞距離は、案の定、日が変わらぬうちにみるみる短くなり始めたので11時過ぎに出発した。混雑は予想を超える早さで消え、1時過ぎには八王子に入った。普通なら2時前にはベッドに入れるところだが、町田から世田谷、それに都心を抜けた深川まで5箇所もお土産野菜の配達がある。朝採り野菜を新鮮なうちに親戚や友人の玄関先に置いて回るのだ。八王子バイパス、東名、首都高と乗り継いで、深夜の宅配便が終わって帰宅したのは4時だった。都会の夜はまるでサウナだ。


一夜明けて、今日の東京地方は今年一番の暑さの予報。タローを散歩に出しても、遊歩道までピストン往復するだけで、そそくさと家に入った。明日から仕事。三人とも今日はじっくり休まねば。

NEXT