島原半島の西側に小浜という温泉町があります。ボクと妻のなおみはもうその町を4度も訪ねました。縁もゆかりもない町ですが、まことに風情がよろしく、何となく寄っては、共同湯に浸かったり、街角を散歩したりするお気に入りの町なのです。その小浜町が（福井の小浜市ほどではありませんが）にわかに注目を浴びて、活気づいているそうです。
アメリカ合衆国第44代大統領に民主党のオバマ氏が選ばれました。外交、経済面など、事実上51番目の州（選挙権も納税義務もないけれど…）と言われても、あながちジョークにならない日本の現状。自国の政権の行方より、ずっと将来を左右しそうな大統領選ともなれば、ピント外れのマスコミ報道も自虐の表れかもしれませんね。名前が似ているというだけで、町をあげての応援もまだまだ平和な証拠と思えば微笑ましいものです。
開票日になおみが、いとこにメールを送りました。
「どっちを応援してるの？」
即、返信が来ました。現地では真夜中過ぎ、テレビの開票速報をずっと見ていたそうです。
「We are behind Obama.（二人ともオバマ支持よ。）」
従姉妹も音楽家夫婦、ボクたちに似て貧乏が宿命です。民主党の応援は切実なのかもね。世界のトップに就いたオバマさんには「For the people」な政治を期待します。51番目の州のpeopleもお忘れなきよう（笑）。